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愛知の旅          稲沢市

万徳寺(萬徳寺)
まんとくじ
愛知県稲沢市長野3ー2ー57
Tel 0587-32-0068


 長沼山万徳寺(萬徳寺)は真言宗豊山派のお寺です。神護景雲2年(768)、称徳天皇の勅願により慈眼上人が創建し、草堂に阿弥陀三尊を安置したと伝えられています。承和元年(834)、空海が再興し、如意宝珠を本堂の裏手に埋納したそうです。
 その後、建長6年(1254)、常円上人が亀山天皇の勅願により中興し、以来尾張真言宗の大本寺となったそうです。常円は梶原景時の猶子で、沙石集を書いた無住一円国師の兄です。尾張三円と称された高僧でした。
 約4千平方mの境内には国指定重要文化財の多宝塔、鎮守堂のほか、本堂、庫裏、山門、鐘楼などが建てられています。国指定重要文化財の輪宝羯磨獅子(りんぽうかつましし)蒔絵戒体箱、金銅宝相華唐草文透彫経筒など寺宝が多く、大相撲夏場所では東関部屋になるそうです。


万徳寺多宝塔(国重文)
 万徳寺の多宝塔は檜皮葺きの、三間多宝塔で、室町時代後期の応仁から元亀年間(1467-1572)頃の建築と考えられています。初層は方形、二重の中心部は円筒形、屋根はまた方形となっています。下層を三間四方、内部に2本の円柱を立てて来迎柱とし、その前に仏壇を置いています。
万徳寺多宝塔
 屋根は宝形造りで、頂に相輪をあげています。近くにある性海寺の多宝塔と姿が似ており、性海寺の多宝塔を参考にしたとも伝えられています。和様を基調とし、比較的簡素ではありますが美しい塔です。明治34年(1901)に国の重要文化財に指定されています。
万徳寺多宝塔

万徳寺鎮守堂(国重文)
 万徳寺の鎮守堂は間口1.8m、奥行1.5m、檜皮葺きの、一間社流造りの社殿です。棟札から、室町時代後期の享禄3年(1530)に建てられています。三方に縁を廻らし、後端に脇障子を立て、正面に木階七級、前に浜縁を設けています。昭和33年(1958)に国の重要文化財に指定されています。
万徳寺鎮守堂


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