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愛知の旅
小牧市
小牧山城(小牧市歴史館)
こまきやまじょう(こまきしれきしかん)
愛知県小牧市堀の内1ー1
Tel 0568-72-0712
小牧山城(小牧市歴史館)は小牧山の頂上にある模擬天守閣です。館内は小牧市の郷土資料が展示され、小牧の歴史や民俗などを紹介しています。4階は展望室となっています。名古屋市の実業家平松茂氏により、昭和43年(1968)に完成し小牧市に寄付されています。
小牧山は、濃尾平野の東部にある標高85.9mの小さな山です。小牧山城は織田信長が永禄6年(1563)、美濃攻めの拠点として築城し、清洲城から移り、約3年間居城しました。
織田軍は小牧山城から美濃への侵攻を繰り返し、永禄10年(1567)、美濃稲葉山城を落としました。信長は稲葉山城を岐阜城と改めて移住し、小牧山城は役目を終え、廃城となりました。
天正12年(1584)、小牧山は徳川家康・織田信雄と豊臣秀吉が戦った小牧・長久手の戦いで家康の本陣になりました。この時、信長の築いた城跡の土塁、空堀などに大規模な改修が施され、強固な陣地が築かれました。戦いは信雄の離脱で大義名分がなくなり、家康有利のうちに講和に至りました。
小牧山と城跡は、江戸時代、尾張徳川家の領地として保護され、明治維新後も尾張徳川家の所有でした。昭和2年(1927)に、徳川義親によって国に寄付され、同年、国の史跡に指定されました。
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