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愛知の旅       名古屋市守山区

竜泉寺
りゅうせんじ
愛知県名古屋市守山区竜泉寺
Tel 052-794-3647


 松洞山(しょうとうざん)大行院竜泉寺は尾張4観音の一つとして古くより信仰を集めた天台宗三門派のお寺です。延暦14年(1064)、伝教大師最澄が熱田神宮参籠中に龍神のお告げを受け、多々羅池におもむいた時、現れた馬頭観音を本尊として祀ったのが始まりといわれています。
 一方、弘法大師空海も、熱田神宮参籠中に熱田の8剣のうち3剣をこの龍泉寺に埋納したといわれ、これにより熱田の奥の院といわれます。天正12年(1584)の小牧・長久手の戦いの時、徳川家康を討つため羽柴秀吉は竜泉寺に陣を構えました。
 秀吉は退却の際、火を放ったため堂宇は焼失しました。慶長3年(1598)から密蔵院の僧侶・秀純により自費で再興されました。明治39年(1906)、放火により、多くの建物を失いました。仁王門と木造地蔵菩薩立像は国指定重要文化財で、円空作の馬頭観音立像、千体仏なども所蔵しています。


竜泉寺仁王門(国重文)
 竜泉寺の仁王門は入母屋造り、こけら葺きの、三間一戸の楼門です。桃山時代の慶長12年(1606)に秀純によって再建された建物です。仁王像を安置し、中央間のみ板扉を設け、他の柱間は縦板壁で閉ざしています。昭和3年(1928)に国の重要文化財に指定されています。昭和31年(1956)に解体修理が行われ、昭和55年(1980)に屋根部分修理が行われています。
竜泉寺仁王門

竜泉寺多宝塔
 竜泉寺の多宝塔には大日如来像が祀られています。長久手合戦の際に焼失し、慶長3年(1598)以後、秀純によって再建され、江戸後期以降に移築改修され、明治年間に大修理されています。
竜泉寺多宝塔

竜泉寺鐘楼
 竜泉寺の鐘楼は明治40年(1907)に再建された建物です。梵鐘は太平洋戦争で供出され、昭和34年(1959)に有志の寄付により「平和の鐘」として毎日撞かれています。
竜泉寺鐘楼

竜泉寺本堂
 竜泉寺の本堂は明治39年(1906)、放火により焼失し、明治44年(1911)に再建された建物です。焼跡から慶長小判100枚が見つかり、それを基金として再建したそうです。本尊は国指定重要文化財の木造地蔵菩薩立像です。
竜泉寺本堂


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