あなたは 番目の訪問者です。(ogino作成共通カウント)
直線上に配置

愛知の旅           岡崎市

六所神社
ろくしょじんじゃ
愛知県岡崎市明大寺町耳取44
Tel 0564-51-2930


 六所神社は徳川氏の祖、松平氏の産土神(うぶすながみ)として古くから崇敬を集めた古社で、本殿・幣殿・拝殿・楼門・神供所が昭和10年(1935)国の重要文化財に指定されています。
 六所神社は第37代斉明(さいめい)天皇の勅願により、奥州鹽竈(しおがま)の六所大明神を歓請して創建されたと伝えられています。この六所神社には猿田彦命・塩土老翁命・事勝国勝長狭命の3神の分祀を受けて祀られました。
 岡崎城主・松平氏は代々崇敬し、徳川家康誕生の折に産土神として拝礼しました。家康は慶長7年(1602)に62石の朱印領状を下し、2年後の慶長9年には社殿造営を行っています。
 3代将軍家光は寛永11年(1634)、松平信綱を代参させ社領100石を寄進しました。また同年から寛永13年(1636)にかけ、岡崎城主・本多忠利を奉行として社殿と神供所を造営しました。本殿、幣殿、拝殿を連結し、華麗な彩色を施した権現造りの社殿はこの時に建立されたものです。
 明治43年(1910)神社の合祀策が行われ、天白神社、朝日神社、事比羅神社、稲荷社、およびその境内社であった八幡社、天白社、白山社、高宮社、先駆社を合祀して高宮神社と改めました。大正11年(1922)に再び六所神社に改称して現在に至っています。
 六所神社の拝殿は、桁行5間、梁間3間、1重、入母屋造り、正面千鳥破風付き、向拝1間、唐破風造り、銅板葺きです。寛永11年(1634)から寛永13年(1636)にかけて建立され、本殿、幣殿、拝殿を連結した権現造りです。華麗な彫刻、彩色の装飾が施され、国の重要文化財に指定されています。
六所神社拝殿
 六所神社の幣殿は、桁行2間、梁間1間、1重、両下(まか)造り、銅板葺きです。寛永11年(1634)から寛永13年(1636)にかけて建立されました。大工棟梁は藤原長次でした。華麗な彫刻、彩色の装飾が施され、国の重要文化財に指定されています。
六所神社幣殿
 六所神社の本殿は、3間社流造り、銅板葺きです。拝幣殿と同じく寛永11年(1634)から寛永13年(1636)にかけて建立された建物です。国の重要文化財に指定されています。寄棟造り、板葺きの1間厨子6基が昭和31年(1956)に追加で指定されています。
六所神社本殿
 六所神社の楼門は、3間1戸楼門で入母屋造り、銅板葺きです。本殿建立より50年あまり後の貞享5年(1688)に徳川家綱によって金千両で建てられています。昭和48年(1973)に修復中、墨書が発見され建立年代が判明しました。国の重要文化財に指定されています。
六所神社楼門
 六所神社の神供所(しんぐしょ)は、桁行5間、梁間2間、1重、入母屋造り、こけら葺きです。神供所は現在の社務所にあたります。建築手法は簡単で地味ですが、江戸時代初期の手法を示す絵様、彫刻が施してあります。3代将軍家光が寛永11年(1634)から寛永13年(1636)にかけて建立させました。国の重要文化財に指定されています。
六所神社神供所


愛知県トップページへ 旅と歴史トップページへ


直線上に配置

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送