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真福寺
しんぷくじ
愛知県岡崎市真福寺町薬師山6
Tel 0564-45-4626



 霊鷲山(りょうじゅせん)真福寺は天台宗のお寺で、三河薬師と呼ばれ、水体薬師と通称する薬師如来が本尊です。三河地方最初の仏寺と称される古刹で、聖徳太子建立46寺の一つとされています。
 伝承では、推古天皇2年(594)、物部守屋の子の物部真福(まさち)が願主となって建立したといわれています。仏教に反対して蘇我氏に敗れた真福が三河に流され、この地で泉から薬師仏が出現するという霊験を得たといわれています。
 聖徳太子建立のことは伝承の域を出ませんが、真福寺には奈良時代にさかのぼる塑像の頭部が伝来しており、創建はかなり古いものと思われます。

 仁王門の建立年代は不明ですが、応永17年(1410)に焼失後、明応3年(1494)に再建されたものといわれています。3間1戸の楼門の下層が残された門で、柱は円柱、中央通路を除いて地貫、腰貫をわたし、外周りに飛貫・頭貫をめぐらしています。
真福寺仁王門
 仁王門に安置されている阿形像は325.4cm、吽形像は327cmです。欅材寄木造りで、永正12年(1515)に金蔵坊(現金蔵院)の賢忠の発願により仏師宗梅が造立しました。寛政元年(1789)に門とともに修理されています。
真福寺仁王門
 真福寺の多宝塔は室町時代初期のもので、裳階から発達した下層を持たない宝塔の形式です。内部には、釈迦如来と多宝如来の小像が祀られています。人々が望めば何時でも何処でも現れ、法を説き、方便によって様々な苦しみを除くといわれています。
真福寺多宝塔
 真福寺の大師堂は本堂の裏側の、八所神社本殿近くにあります。大師堂内には慈恵大師像が安置され、歴代徳川将軍の位牌が納められています。木造慈恵大師座像は、胎内銘により文永11年(1274)造立の僧栄盛が発願した3体のうちの1体です。
真福寺大師堂
 木造慈恵大師座像は、像高84.5cm、檜材の寄木造りで、玉眼嵌入の彩色像で、国の重要文化財に指定されています。この大師堂には真福寺の住僧憲澄が寛文8年(1688)、寛文12年(1692)、宝永4年(1707)に造立した3体の仏像も安置されています。
真福寺大師堂


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