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愛知の旅           岡崎市

滝山寺
たきさんじ
愛知県岡崎市滝町字山籠107
Tel 0564-46-2296


 吉祥陀羅尼山滝山寺は、天台宗のお寺で鬼まつりで有名です。朱鳥元年(686)、天武天皇の勅願により、役小角(えんのおづぬ)が薬師如来をまつり吉祥寺と名乗ったのが始まりといわれています。
 のちに寺運が衰えたのを、保安年間(1120-1123)に比叡山の僧・仏泉永救が再興したといわれています。平安時代末期から鎌倉時代初期の住職であった寛伝(1142-1205)は源頼朝の従兄弟であったため、鎌倉幕府から庇護されたそうです。
 建久年間(1190-1199)には頼朝より、寺領412石の寄進を受け、南北朝時代には 足利尊氏の庇護を受け繁栄しました。しかし、天正18年(1590)、徳川家康が江戸に入府し、岡崎城主となった田中吉政によって寺領を没収されてしまいました。
 寛永18年(1641)、3代将軍家光が寺領を戻し、正保2年(1645)、寺域内に東照宮を勧請し、さらに200石を加え繁栄しました。この滝山東照宮は日光東照宮、久能山東照宮とともに「日本三東照宮」に数えられています。
 滝山寺は滝山東照宮の別当寺となっていましたが、明治6年(1873)の神仏分離により、滝山東照宮は独立し、別法人となっています。滝山寺の本堂と三門、鎌倉初期作の木造観音菩薩、梵天、帝釈天立像が国の重要文化財に指定されています。
 滝山寺の三門は3間1戸楼門で入母屋造り、こけら葺きです。鎌倉時代の文永4年(1267)、飛騨の工匠藤原光延の建立と伝えられています。屋根は反りが鋭く腰は高欄をめぐらした回縁を設け、隅柱の肘木に絵模様彫刻があるなど天竺様式になっています。明治34年(1901)国の重要文化財に指定されています。
滝山寺三門
 滝山寺の本堂は桁行5間、梁間5間、単層、寄棟造り、檜皮葺きの薬師堂です。鎌倉時代の貞応元年(1222)、美濃国平野荘の住人、太郎大夫橘宗春が工匠となって再建したと伝えられています。和様、唐様、天竺様を取り入れた折衷様式です。虹梁・蟇股・木鼻などに鎌倉時代の特色を残しています。明治37年(1904)国の重要文化財に指定されています。
滝山寺本堂


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