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福井の旅と歴史
福井の旅    福井市

養浩館
ようこうかん
福井県福井市宝永3−11−36
Tel 0776-21-0489


 御泉水(おせんすい)の名で親しまれる養浩館は江戸中期を代表する書院建築と回遊式庭園です。福井城址から北に約400mの位置にあります。
 福井藩主松平家の別邸で藩の迎賓館として使われるなど、福井の華やかな文化を反映してきました。しかし、昭和20年(1945)7月19日の福井大空襲で建築物が焼失してしまいました。
 昭和57年(1982)国の名勝に指定されました。それを機に本格的な復元が始まり、戦災で焼失した建物群も主要部分である主家(母屋)などが18世紀前半の図面に基づき復元されたのです。

 池北西の眺めです。動物が座っているようにも見える岩島が、景観のアクセントになっています。岩の周辺には玉石が州浜状に敷き詰められています。池から流れ出る水路には曲線の美しい切石橋が架けられています。
 庭園は、大きな池を中心とした回遊式林泉庭園です。広い水面に対して立体的な変化をもたせるさまざまな工夫がなされてます。全国でも屈指の規模を誇る石橋なども配されています。
 池の東畔に建つ主家の外観です。柿葺寄棟の数寄屋造建築です。外壁は趣のある聚楽壁で仕上げられています。庭園に融和した風情ある姿です。

 復元する際の図面は「御泉水指図」といわれるもので文政6年(1823)に描かれた、現存する最古の絵図面だそうです。 
 屋敷の東南部から芝原上水を、遣水(やりみず)のように蛇行する幅広い水路で池に引き入れていました。なお現在は水路の幅が狭められ、池の水も芝原上水ではなく地下水をくみ上げて利用しているそうです。


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