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岐阜の旅と歴史
岐阜の旅           郡上市

星宮神社
ほしのみやじんじゃ
岐阜県郡上市美並町粥川高砂1252
Tel 0575-79-3440


 星宮神社は長良川支流にある粥川谷にあり、高賀山を囲む高賀六社の一社です。近くにある本宮とともに、天暦年間(947-956)瓢ケ岳(ふくべがたけ)の鬼退治に来たという藤原高光が創建したと伝えられています。
 この地に妖怪さるとらへびが住み付き、村人に危害を加えているのを聞いた朝廷が、藤原高光をこの地に派遣して、妖怪を退治したそうです。この時、高賀山大本神宮大行事神社(現・高賀神社)を再建し、七昼夜妖怪退治の祈願をしたそうです。
 その後、高賀山麓の六ヶ所に神社(高賀六社)を建立したとされています。高賀神社、本宮神社、那比新宮神社、瀧神社、金峰神社、そしてこの星宮神社もこの高賀六社の中の一つとでした。
 高賀六社は高賀山を主峰とした山(瓢ケ岳、今渕ケ岳、片知山など)の山麓にあり、高賀山を囲む6つの神社で、かつては六社めぐりという、6つの社を尾根伝いに一日で歩いて巡る苦行が盛んだったそうです。
 かつて別当寺であった粥川寺は、円空ゆかりの寺であり、雑役のかたわら経文や手習いを教えられた場所と伝えられています。粥川谷(矢納ケ渕)の水は岐阜県の名水50選に指定されています。また、「粥川ウナギ生息地」は大正13年(1924)に国の天然記念物に指定されています。
 伝説によると、藤原高光がこの辺りまできたときに、道がわからなくなってしまったそうです。粥川谷の鰻が正しい道を教え、無事さるとらへびを退治したということです。このため粥川地区の氏子の多くは、今でも鰻を口にしないそうです。また、粥川という名は藤原高光に義貴星という神が粥を施したことに由来しているそうです。
 星宮神社の祭神は明星天子で、眼病やぜんそくにご利益があるといわれています。平安時代後期以降は神仏習合により独自の信仰形態をとっていました。鎌倉時代から南北朝時代、高賀修験集団の中心地として最盛期を迎えました。本殿、拝殿、護摩堂、三重塔、宝蔵、鐘楼があり、12院あったそうです。現在の建物は、享保12年(1727)に再建された建物で、国重文指定の大般若経113巻を所蔵しています。


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