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岐阜の旅
飛騨市
史跡江馬氏館跡公園
しせきえましやかたあとこうえん
岐阜県飛騨市神岡町殿573−1
Tel 0578-82-6001
史跡江馬氏館跡公園は神岡町の殿にあり、江馬氏館跡を中心に整備されています。今から400−600年前の室町から戦国時代にかけて北飛騨周辺を支配した江馬氏が築きました。江馬氏は14世紀末頃から有力な豪族として力を伸ばし高原郷、北飛騨一帯を支配する大名にまでなりました。
当時の国主姉小路家や三木氏(後に姉小路家に改名)と覇権争いをしました。三木氏は上杉方に、江馬時盛は武田方に帰属し、永禄7年(1564)には武田氏の助力を得て三木氏を圧倒しましたが、天正10年(1582)、三木氏との戦いに敗れて滅びました。
江馬氏館跡(国史跡)
江馬氏館は約100m4方で北・西・南の3方を土塁と空堀で囲み、西側に2ヶ所の門を設け、内部には中世の居館で見られる庭園も作庭されたようです。平成29年(2017)に「江馬氏館跡庭園」として国の名勝に指定されています。
江馬氏館跡
西側に薬研堀、北と南に箱堀が設けられており、会所、常御殿、対屋、台所、宿直屋ならびに馬屋の他工房施設が発見されています。江馬氏館を中心に高原諏訪城、土城、寺林城、政元城、洞城、石神城が「江馬氏城館跡」として昭和55年(1970)に国の史跡に指定されています。
江馬氏館跡
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