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岐阜の旅
飛騨市
薬師堂(小萱薬師堂)
やくしどう(こかややくしどう)
岐阜県飛騨市神岡町小萱151
小萱薬師堂は中世に北飛騨の領主であった江馬氏の菩提寺・瑞岸寺の飛び地の仏堂です。古くから養蚕の守り本尊として広く信仰されていたようです。堂内には円空が彫刻した飛騨市指定文化財の木造薬師如来立像が安置されています。
薬師堂の上には白山神社があり、神仏習合のあった昔からの境内であったことがわかります。薬師堂に安置されている「懸仏」は永仁7年(1299)に造られたもので、岐阜県の重要文化財に指定されています。
薬師堂(国重文)
薬師堂は間口3間、奥行3間、一重、入母屋造り、こけら葺きの方三間堂です。外壁は真壁造り縦板張り、舟肘木、一軒の小堂で、岐阜県で最も古い御堂建築です。昭和46年(1971)に国の重要文化財に指定されています。
薬師堂
内部は江戸中期に改変をうけてはいますが、側回りの軸部や垂木は当時のものと思われます。円柱、様式や工法から元弘から元中年間(1333-1392)頃の室町時代前期に建てられたと思われます。
薬師堂
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