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岐阜の旅と歴史
岐阜の旅           美濃市

長蔵寺
ちょうぞうじ
岐阜県美濃市上野961


 洞雲山長蔵寺は美濃市最古の臨済宗妙心寺派の古刹で、正平11年(1356)に創建されました。覚源禅師(平心処斉)が隠居所としたのが発端です。覚源は下総の名族千葉氏の出で、鎌倉の円覚寺で修行した名僧です。美濃国守護であった土岐頼忠(ときよりただ)の帰依により、この長蔵寺と揖斐郡の禅蔵寺を開いています。
 覚源は諸国巡錫(じゅんしゃく)の時、円覚寺の仏舎利(ぶっしゃり)を分けて背負って歩き、禅師の死後、村人諸衆が多宝塔を作製し、仏舎利を奉安しました。それがこの長蔵寺舎利塔で、舎利塔及び須弥壇で国の重要文化財に指定されています。
 この他に白山三社本地仏図が県の文化財に指定され、開山 覚源禅師頂相、不動明王図、覚源禅師の墓が美濃市の文化財に指定されています。境内には仏舎利を祀る舎利堂をはじめ、弘法堂、位牌堂、本堂(本尊、延命地蔵尊)、庫裡などが建ち並んでいます。

長蔵寺舎利塔及び須弥壇(国重文)
 舎利塔は小規模な一重宝塔で舎利堂に納められています。細部に至るまで精巧で、室町時代の天文16年(1547)に造られています。須弥壇は舎利塔と一連のもので、禅宗様で、形が整い意匠もよく、高欄親柱は非常にめずらしいものです。舎利塔は高さは3mで黒朱漆塗で彫刻されています。昭和54年(1979)に国の重要文化財に指定されています。
長蔵寺舎利堂


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