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岐阜の旅
美濃市
真木倉神社
まきくらじんじゃ
岐阜県美濃市御手洗字森切561
真木倉神社は平安時代の美濃国神名帖にも記載されている古社です。祭神は喪山伝説の天稚彦(あめのわかひこ)と下照姫(したてるひめ)の間に生まれた御手洗姫命(みたらいひめのみこと)です。周囲には天稚彦を祭神とする喪山天神社や、大矢田神社などがあります。
喪山伝説とは天稚彦が不審な雉を矢で射ると、その矢が天から戻って来てその返し矢に当たって亡くなったという伝説です。天照大神が大己貴命に国を譲るように天稚彦命に命じたのに大己貴命の娘の下照姫と結婚してしまいました。この雉は探りにきていた鳥でした。
天稚彦命が裏切ったのを知った天照大神の射返し矢が天稚彦命の胸にあたり命を落としたのでした。
真木倉神社は古くから牧谷総社として歴代領主から崇敬され、江戸時代には尾張藩主や上有知代官などが参拝し寄進も受けています。
真木倉神社の本殿は江戸時代初期の社殿で県の重要文化財に指定され、社宝である獅子頭も県の重要文化財に指定されています。また、周りには数多くの古墳群などが残されています。
真木倉神社本殿(県重文)
真木倉神社の本殿は江戸時代初期の貞享3年(1686)に造営されたものです。一間社流造り、檜皮葺き、正面屋根に千鳥破風、軒唐破風の向拝が設けられています。正面の向拝には龍の彫刻を巻きつけ、孝行の説話である「二十四孝」や仙人をモチーフとした彫刻が施されています。
祭神の御手洗姫命の他、味耜高彦根命、天稚彦命、下照姫命などが祀られています。国の重要文化財の大矢田神社本殿(寛文12年(1672)建立)との類似性も認められています。真木倉神社本殿は平成26年(2014)に岐阜県の重要文化財に指定されています。
真木倉神社本殿
真木倉神社獅子頭(県重文)
真木倉神社の社宝である獅子頭は枋(ほう)の木材で造られています。上顎の内部にある墨書から嘉元3年(1305)に造られたものです。黒と朱の漆塗り仕上げで、後世の獅子頭に見るような眼や歯に金箔は用いられていません。昭和50年(1975)に岐阜県の重要文化財に指定されています。
真木倉神社獅子頭
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