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岐阜の旅と歴史
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関善光寺(宗休寺)
せきぜんこうじ(そうきゅうじ)
岐阜県関市西日吉町35
Tel 0575-22-2159


 関善光寺は正式には妙祐山宗休寺という天台宗のお寺です。
 延享2年(1745)、広瀬利忠が祖父母の遺言で祖先の霊を供養する為、草庵を設けたのが始まりと伝えられています。
 宝暦5年(1755)に竹本院の古跡を現在地に移し、比叡山の智堂大和尚を招き開山し、祖父の戒名「歇山宗休居士」から「宗休寺」としました。
 寛政10年(1798)に信州の善光寺の阿弥陀如来がこの地で出開帳され、善光寺大勧進等順の指導で善光寺に模して大伽藍が建立されました。以来、関善光寺と呼ばれ、多くの崇敬を集めるようになったそうです。
 本尊の丈六の阿弥陀三尊如来は御腹籠仏と呼ばれる胎内仏を持ち、安産育児の守護仏として信仰を集めています。約3万平方mの広い境内には、大仏殿、本堂をはじめ、書院、茶所、十三堂、行者堂、弘法堂などが建ち並んでいます。

宗休寺本堂(関市指定有形文化財)
 宗休寺の本堂は文政10年(1827)に建てられています。間口3間の二重入母屋造り、銅板葺き、妻入り、正面には1間の軒唐破風の向拝が設けられています。外壁は真壁造り白漆喰仕上げです。昭和50年(1975)に関市の有形文化財に指定されています。
宗休寺本堂

宗休寺大仏殿(関市指定有形文化財)
 宗休寺の大仏殿は旧本堂だった建物で摂取殿とも呼ばれています。間口4間、入母屋造り、桟瓦葺き、平入で、正面に1間の向拝が設けられています。内部には丈六の阿弥陀如来と脇侍による三尊仏が安置されています。
宗休寺大仏殿
 宝暦3年(1753)に造営されたもので、昭和50年(1975)に関市の有形文化財に指定されています。大仏殿の基礎部には卍型の廊下が設けられ、日本で唯一の卍戒壇巡りが出来ます。
宗休寺大仏殿

宗休寺梵鐘(県指定文化財)
 宗休寺の梵鐘は天文9年(1540)に中国で制作され、明治33年(1900)に発生した北清事変(義和団の乱)の際に日本に持ち込まれたものです。高さ187.0cm、口径128.0cmの銅製で、撞座4個所ある風鈴型です。「太平護国天尊」と「大明嘉靖庚子歳製」の銘が刻まれています。昭和51年(1976)に岐阜県の有形文化財に指定されています。
宗休寺梵鐘


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