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岐阜の旅と歴史
岐阜の旅           大野郡白川村

明善寺郷土館
みょうぜんじきょうどかん
岐阜県大野郡白川村荻町679
Tel 05769-6-1009


 松原山明善寺は浄土真宗のお寺で、荻町合掌集落の北側にあります。延享5年(1748)の創建といわれていますが定かではありません。始めは村内の内ケ戸にありましたが、白川八幡神社別当寺・仙光院の後継となり明善寺となったそうです。
 明善寺は本堂や庫裏、2層の鐘楼門など、全ての建物が茅葺きという珍しい合掌造りのお寺です。 江戸期に高山の大工によって建てられ 、他の合掌造り家屋と同じく、地元飛騨の匠の技が存分に生かされています。

 明善寺の鐘楼門は享和2年(1801)に建てられた門で、桁行1間、梁間2間2階建、寄棟造り、茅葺きです。門と鐘楼を兼用したもので、正面は柱間12尺8寸を1間とし、中央に蟇股を置いています。2階は、鐘楼で方1間、周囲に勾欄を廻し、柱は唐獅子の木鼻付き虹梁になっています。岐阜県の重要文化財に指定されています。
明善寺鐘楼門
 明善寺の本堂は文政10年(1827)に建てられた建物で、白川村の重要文化財に指定されています。桁行15.07m、梁間14.3m、入母屋造り、茅葺きです。正面前及び左右(北・南側にあたる)中央にかけて縁があり、南側はその奥花部屋、北側は半鐘部屋、東側は後堂、そして中央に外陣・内陣があります。
明善寺本堂
 明善寺の庫裏は桁行22.1m、梁間12.1mの合掌造り大きな建物で切妻造り、茅葺きで岐阜県の重要文化財に指定されています。江戸時代末期、高山の大工により建てられたもので、現在は「明善寺郷土館」として一般公開されています。5層の庫裏は、白川郷でも最大規模の合掌造りで、屋根の勾配は60°近くあります。
明善寺庫裏
 明善寺のイチイは岐阜県の天然記念物に指定されています。根元の幹周囲2.6m、目通り幹周囲3.5m、樹高10.6mです。このイチイは、文政10年(1827)に本堂再建の折に副棟梁の与四郎が鐘楼門の横に記念木として植樹したものといわれています。
明善寺のイチイ


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