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信州長野の旅と歴史
信州の旅        松本市

旧松本高等学校
きゅうせいまつもとこうとうがっこう
長野県松本市県3−1−1
Tel 0263-32-1812


 旧制松本高等学校は、大正中期の高等教育機関拡張期に開校した文部省直轄学校の一つです。明治27年(1894)の高等学校令によってそれまでの高等中学校から高等学校に改称し、明治41年(1908)までに一高から八高までのいわゆるナンバースクールが開校しました。第2弾の大正7年(1918)発令の新高等学校令により地名のつく高等学校の先陣をきって旧制松本高等学校は開校されました。
 旧松本高等学校の本館は大正9年(1920) ,講堂は大正11年(1922)に建てられた建物です。設計は文部省大臣官房建築課が行いました。2つの建物とも平成19年(2007)に国の重要文化財に指定されました。
 昭和24年(1949)に国立信州大学文理学部となり、昭和48年(1973)に信州大学は市内の旭キャンパスに移転しました。市民や同窓会の強い願いによって旧校舎はヒマラヤ杉の並木とともに保存され、「あがたの森文化会館」として現在も活用されています。
 校舎は、昭和25年(1950)から信州大学の文理学部・人文学部校舎として昭和48年(1973)まで使用されていました。全国的に旧制高等学校の遺構が少なくなっている中で、当時の状況が最も良好に保存されている唯一のものといわれています。
 本館は木造2階建て寄棟造り、桟瓦葺きです。外壁は下見板張りで欄間部が本壁造り白漆喰仕上げになっています。平面はコの字型で角隅部を大きく面を取り正面玄関としています。玄関周りは特に意匠に凝っています。講堂も本館と同様な仕様で、切妻、銅板葺きで、曲線の玄関ポーチなど、装飾細部の意匠密度を高めています。


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