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信州長野の旅と歴史
信州の旅        佐久市

鼻顔稲荷神社
はなづらいなりじんじゃ
長野県佐久市岩村田花園町4261
Tel 0267-68-8469


 鼻顔稲荷神社は岩村田商店街から徒歩10分ほどの場所に建つ、地元に密着した稲荷神社です。鼻顔は「はなづら」と読みます。めずらしい名前ですが、所在地の小字名をそのままお稲荷様の名前にしただけで、特別な意味はないようです。
  京都の伏見、佐賀の祐徳、茨城の笠間、愛知の豊川とともに日本五大稲荷神社の一つに数えられています。といっても京都・伏見稲荷の分社なのです。400年前の永禄年間に、京都伏見稲荷から勧請して創設されたのだそうです。
 2月の「初午」にはダルマ市や縁起物の露店が参道に並び年の福を願う参拝客で賑わいます。社殿に掲げられている大きな絵馬や、初午祭りの賑わいに往時の繁栄がしのばれます。また福を授けてくれた古ダルマを集めて焼く「奉焼祭」も行われます。
 8月のこんこん祭りでは毎年1000人以上の参加者が思い思いのコスチュームで仮装をして踊るそうです。近くを流れている湯川は、軽井沢の白糸の滝が水源だそうです。
 鼻顔稲荷神社はこの湯川畔の断崖絶壁に建てられていて、朱色の神殿は柱が何本も立ち並ぶ「懸崖造り」です。京都の清水寺によく似ています。商売、養蚕の神として古くから多くの信仰を集めており、最近は合格祈願のメッカとなっています。
 昭和の初めの大恐慌までは、生糸の生産がわが国の主要な産業であり、外貨獲得の重要な手段でした。鼻顔稲荷は特に養蚕家に崇敬されていたため、遠く栃木や群馬からも大勢の参拝者が訪れ、賑わったそうです。


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