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信州長野の旅と歴史
信州の旅        下伊那郡下條村

大山田神社
おおやまだじんじゃ
長野県下伊那郡下條村陽皐(ひさわ)4588−1
Tel 0260-27-1150 下條村教育委員会


 大山田神社は陽皐部落の上のうっそうとした杉に囲まれた中にあります。古代この辺り一帯は「菅野荒野」と呼ばれ、万葉集に歌われ、菅野朝臣真道と縁のある地だったそうです。
 創建は不明ですが、平安時代の延喜式神名帳に載る千年以上の歴史を持つ神社です。室町時代、領主下条氏はここに正八幡宮と諏訪明神宮を祀り一族の氏神としました。近郷の総鎮守としても崇拝厚く、下条氏7代目伊豆守家氏は京都より工匠吉村泉和守一門を招き社殿の造営をしました。
 この時に造られたのが現在の大山田神社の本殿で、国の重要文化財に指定されています。社殿は、この地方のほかの神社と同じように覆屋の前に迫り出すような長細い拝殿が設けられています。
 拝殿と一体化した覆屋の中には、3つの本殿があります。右から応神天皇社、真ん中に大山田神社の本殿、左に鎮西八郎為朝社が建てられています。本殿が納められている覆屋は、3社殿を納めるために横に長く造られていて、その前面を格子戸で仕切っています。
 応神天皇社は応神天皇を祀った八幡宮で、流造り、柿葺きの一間社です。鎮西八郎為朝社は鎮西八郎為朝を祀っており、同じく、流造り、柿葺きの一間社です。この2社は室町時代の貴重な遺構で、ともに国の重要文化財に指定されています。
 大山田神社の社叢は長野県自然100選の一つに選ばれています。数百年の老杉を初め杉桧の大木が繁っています。南限北限の植物が混在する貴重な場所で、「青木」の群生でも知られています。また樹齢800年、高さ45m、幹まわり7.1mの「大山田神社の大杉」は下條村の天然記念物に指定されています。
大山田神社の社叢


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