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信州の旅
東御市
春原家住宅
すのはらけじゅうたく
長野県東御市和(かのう)7192−1
Tel 0268-62-1111 東御市教育委員会文化財係
和は江戸時代は東山田村と呼ばれ、旗本祢津氏5千石の領地でした。春原家は東山田村の庄屋を代々務めた家柄で、苗字が許された上層農家です。住宅は細い小屋梁を多用し、居室部が閉鎖的で、柱が一間毎に建ち、軒が低いことから17世紀末(元禄)頃の建物だと考えられています。
主屋は桁行き10.5間、梁間4.5間、茅葺きの寄棟造りです。大型で床の間があるなど格式の高さも感じられます。軒が低く土間が広く、開口部は最小限の大きさです。間仕切りは建具などを使用しないで壁にする古い農家の建築様式です。
春原家住宅は長野県東部の農家の特色が色濃く出ていて、この地方では最も古い民家です。昭和48年(1973)、国の重要文化財に指定されています。
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