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静岡の旅と歴史
静岡の旅       浜松市北区

井伊谷宮
いいのやぐう
静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1991−1
Tel 053-542-0355


 井伊谷宮は明治の初めに宗良親王を祭神として建てられた神社です。この地は古代から井伊氏が治めていた場所で、延元元年(建武3年)(1336)、井伊道政が宗良親王をこの地に迎え入れ、井伊谷は東国における南朝の拠点の1つになりました。
 宗良親王は、後醍醐天皇と藤原為子(藤原定家の曾孫二条為世の子)の子で、元徳2年(1330)、20歳の時に天台座主となりました。元弘元年(1331)、元弘の乱で讃岐国に流されますが、元弘3年(1333)、鎌倉幕府が滅亡すると、再び天台座主となります。
 その後、南北朝の動乱の中で延元2年(1336)に還俗すると、井伊谷、越後寺泊、信濃大河原など、東国各地で南朝勢力を挽回するための活動を続けました。
 そして、弘和元年(1381)に完成した新葉和歌集の編者として名前が見えるのを最後に、確実な史料からは名前が見られなくなります。 没年は不詳ですが、「南朝紹運録」には元中2年(1385)8月10日に井伊城にて死去とあります。
 社殿の背後に宗良親王の陵墓があります。また、井伊谷宮の神域に、俳人として有名な、水原秋桜子の句碑が建っています。
 水無月の落葉とどめず神います
   秋桜子


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