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静岡の旅と歴史
静岡の旅       伊豆市

恋人岬
こいびとみさき
静岡県伊豆市小下田3135−7
Tel 0558-99-0026 恋人岬事務局


 恋人岬は伊豆市(旧・土肥町)小下田(こしもだ)にある断崖状の岬で、年間23万人の観光客が訪れます。700m程の富士見遊歩道の先端に位置し、駿河湾越しに御前崎から富士山まで望める絶景ポイントです。
  恋人岬の展望台にはラブコールベル「愛の鐘」が設けられています。ラブコールベルを3回鳴らすと愛が叶うといわれています。1回目は「自らの身を清め」、2回目は「相手の心を呼び」、3回目は「二人の愛を誓います」
 恋人岬は廻り崎と呼ばれる場所でした。昭和58年(1983)にイメージアップを図るべく改称されました。平成元年(1989)にはグァム恋人岬との姉妹提携調印式が行われました。
 金の鐘「幸せの鐘」 は、グアムの恋人岬と提携関係を結んだ際に設置された鐘です。グァム恋人岬にある銀の鐘とともに鳴らすと至上なる幸せが訪れるそうです。
 恋人岬と名付けられた由来が残されています。それは廻り崎に語り継がれた民話です。土肥金山が最盛期だった遠い昔の話です。
 土肥の屋形に、福太郎という漁師がいました。年老いた両親をかかえ、小舟で朝夕漁に出て生活していました。小下田の米崎には、およねという娘がいて、小さな畑を耕して年老いた両親の面倒をみていました。
 二人は土肥の朝市で知り合い恋に落ちました。しかし福太郎の住む土肥から、米崎までの道のりは遠く、険しく、老いた親をかかえる身でもあったので、二人はなかなか逢えないでいました。
 およねは近くの神社で、毎日、福太郎との恋の願掛けを行いました。ある日、およねが目を開けると、願いが通じ、2つの鐘が置かれていました。神さまの慈悲と信じ、およねは、鐘を福太郎のもと届けました。およねの話を聞いた福太郎は何ひとつ疑わず鐘を受け取り、小舟のへさきに取りつけました。
 朝とタ、福太郎はおよねのいる米崎沖を通って黄金崎まで漁に出ました。およねは毎日岬に立って、鐘を三度鳴らしました。それにこたえて福太郎もへさきの鐘を三度鳴らし、互いの愛を伝え合ったのでした。
 いつしか二人の恋物語は、米崎の村人の間でも評判となっていきました。そして二人は、村人の協力もあってついには結ばれ、仲睦まじく、いつまでも幸せに暮らしたということです。


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