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静岡の旅
湖西市
新居関跡
あらいせきあと
静岡県湖西市新居1227−5
Tel 053-594-3615 新居関所史料館
新居関跡は慶長5年(1600)、徳川家康によって、東海道の通行人を調べるために創設された関所の跡です。家康は、東海道、中山道、甲州道、奥州道、日光道などを整備しました。新居関は箱根の関とともに東海道の重要な関所でした。
新居関はかつて東海道53次の31番目の宿場町、新居宿と舞坂宿(浜松市西区)の間にありました。新居宿は対岸の舞坂宿と「今切の渡し」と呼ばれる渡し舟で結ばれていて、東海道における交通の要所だったのです。
当初は現在よりも東の向島に関所は建てられていました。元禄年間に津波のため移転、さらに宝永4年(1707)の地震のため建物が全壊し、翌年の宝永5年(1708)に現在地に移転したものです。そして明治2年(1869)に関所廃止令が出されるまでの間、存続しました。
安政2年(1855)改築の面番所が残っています。現在、関所として残る建物は、この新居の関所だけであり、国の特別史跡に指定されています。併設して通行手形や女通行証文などの資料を展示する新居関所史料館があります。
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