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静岡の旅と歴史
静岡の旅       賀茂郡松崎町

伊豆の長八美術館
いずのちょうはちびじゅつかん
静岡県賀茂郡松崎町松崎23
Tel 0558-42-2540


 昭和59年(1984)にオープンした「伊豆の長八美術館」は、文化12年(1815)伊豆国松崎村明地(現在の松崎町)に生まれた左官の名工・入江長八の作品を集めた美術館です。気仙沼の「リアス・アーク美術館」などの建築で知られる、石山修武(いしやまおさむ)が指揮を執り、日本左官業組合連合会が名工を全国から総動員して、現代左官技術の粋を集めて完成されました。
 入江長八は12歳で左官棟梁に弟子入りし、漆喰技術を身につけ、19歳で江戸へ出ました。狩野派の絵師である、「喜多武清」(きたぶせい)に弟子入りし、絵画の修行を積みながら、漆喰・左官技術との融合を試みました。
 やがて、全く新しい鏝絵(こてえ)を確立し、多くの作品を世に送り出しました。鏝絵とは、日本で発展した漆喰を用いて作られるレリーフのことです。長八の名が、広く世間に知られることとなったのは、26歳の時に描いた、日本橋茅場町の「薬師堂」の左右の御拝柱に踊った、一対の「龍」からでした。
 名工としての長八の名は知れわたり、その後、「浅草観音堂」、「目黒祐天寺」、「成田山新勝寺」、「高輪泉岳寺」などに、数々の長八作品が生まれていきました。
 入江長八の作品はこの美術館に50点、松崎町では浄感寺の「長八記念館」に約20点、岩科学校や、春城院に残されています。活躍した東京では戦災や震災でなくなってしまいましたが、高輪の泉岳寺、東品川の寄木神社、足立区の橋戸稲荷、千葉県の成田山新勝寺などに残っています。


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