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静岡の旅と歴史
静岡の旅       賀茂郡松崎町

旧岩科学校
きゅういわしながっこう
静岡県賀茂郡松崎町岩科北側442
Tel 0558-42-2675


 旧岩科学校は、 地元・岩科村の大工棟梁・菊地丑太郎と高木久五郎の設計施工により、 明治12年(1879)4月に着工し、翌年の明治13年(1880)9月に完成されました。総工費2630円66銭は村の共有金と各戸からの寄付が主たるものだったそうです。
 和洋折衷の建物で、建物の面積は441.16平方m(134.5坪)です。中央に日本風の2階建てがあり、その前面左右に副舎が1棟ずつコの字型に張り出しています。
 唐破風に取り付けられた懸魚など、全体的に和風ですが、正面部分のバルコニーのような形や、アーチ型の小窓などには洋風の意匠が見られます。外壁はなまこ壁になっています。
 校舎の2階西の和室の欄間には入江長八(いりえちょうはち)による千羽鶴の鏝絵(こてえ)があり、鶴の間と呼ばれています。鏝絵とは、日本で発展した漆喰を用いて作られるレリーフのことです。千羽鶴の鏝絵は日の出を表現した紅色の床の間をめざして飛翔する鶴を描いています。
 正面玄関の扁額は、 時の太政大臣・三条実美(さんじょうさねとみ)の筆です。旧岩科学校は日本では明治8年(1875)に建てられた甲府の旧睦沢学校、明治9年(1876)に建てられた松本の旧開智学校などに次ぐ古い学校として知られています。
  平成4年(1992)11月に2年間の改修工事を終了し、明治13年の往時の姿に復元されました。旧岩科学校は伊豆地区最古の小学校として昭和50年(1975)に国の重要文化財に指定されています。


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