あなたは 番目の訪問者です。(ogino作成共通カウント)
直線上に配置
静岡の旅と歴史
静岡の旅       三島市

楽寿園
らくじゅえん
静岡県三島市一番町19−3
Tel 055-975-2570


 楽寿園はJR三島駅のすぐ南側にある、広さ約7万5千平方mの自然林のある公園です。明治維新で活躍した小松宮彰仁親王が明治23年(1890)に三島別邸である楽寿館を造営し、周囲を池泉回遊式庭園として整備しました。
 この地は富士山噴火の際に流れ出した三島溶岩流の末端にあたり、溶岩流末端の特殊な景観を創り上げ、溶岩流の下を流れる湧水が小浜池やせりの瀬、はやの瀬など大小7つの池泉を造り出しています。溶岩流の上には160種に及ぶ様々な樹木が原生林のように鬱蒼と茂っています。
 その後、楽寿館は明治44年(1911)に韓国王世子李垠の別邸となり、昌徳宮と称しました。楽寿園は昭和2年(1927)には緒明(おあき)圭造の所有するところになり、昭和27年(1952)に三島市が購入し、市立公園として管理運営しています。
 昭和29年(1954)には国の天然記念物及び国の名勝に指定されています。現在、広い楽寿園にはメリーゴーランドや小さな汽車などの「のりもの広場」、小動物が飼育されている「どうぶつ広場」、SL列車、三島市郷土資料館、お休み所などが併設され、幼児から大人まで楽しめる公園になっています。


楽寿館
 楽寿館は楽寿園の南側中央にあります。小松宮彰仁親王の別邸として明治23年(1890)に建てられた、木造平屋建て、京間風高床式数寄屋造りの建物です。昭和49年(1974)に三島市の有形文化財に指定されています。内部は一日6回のガイドツアーで見学できます。野口幽谷らの装飾絵画が見事です。
楽寿館

梅御殿
 梅御殿は楽寿館のすぐ近くの北側に建てられています。昔は桜御殿、紅葉御殿もあり、楽寿館と渡り廊下により4つの建物が結ばれていたそうです。梅御殿は木造2階建てで、主座敷の床柱に太い梅の木が使われていたことから梅御殿と呼ばれたそうです。平成18年(2006)に国の登録文化財に登録されています。
梅御殿

小浜池(国天然記念物)
 小浜池の周りは昭和29年(1954)に国の天然記念物及び国の名勝に指定されました。溶岩の間からの湧水により毎日水位が変化します。昭和37年(1962)には水位が0cmになり、平成23年(2011)には満水になっています。現在は渇水状態が多いとのことです。
小浜池

三島市郷土資料館
 楽寿園内には三島市郷土資料館があります。1階が企画展示室で、2階と3階が常設展示室になっています。三島市は三嶋大社の門前町から、江戸時代には東海道の三島宿として重要な位置を占めてきました。新幹線駅の開業、伊豆箱根鉄道の敷設や三島の職人など、三島の歴史や文化がわかりやすく展示されています。
三島市郷土資料館


静岡県トップページへ  旅と歴史トップページへ


直線上に配置

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送