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静岡の旅と歴史
静岡の旅       島田市

智満寺
ちまんじ
静岡県島田市千葉254
Tel 0547-35-6819


 千葉山智満寺は、宝亀2年(771)開創といわれる天台宗の古刹です。鑑真の法孫にあたる広智という高僧が開山したといわれています。光仁天皇より智満寺の勅額を得て勅願寺となりました。
 平安時代中期以降は、修験道の霊場である山岳寺院として栄えたようです。源頼朝が源氏再興を祈願して果たし、千葉介常胤に命じて、伽藍を造営させたといわれています。
 出世と開運の観音として有名で、今川氏や徳川氏などの名門武将に手厚く信仰されました。徳川家康は天正17年(1589)現在の本堂の再建に着手し、翌年に完成させています。
 急な階段を上ると茅葺きの仁王門があります。慶長年間(1596-1614)に家康によって建立されています。左右に木造金剛力士像が安置されています。さらに33段の階段を上ると中門があります。
 仁王門とともに県の文化財に指定されている中門は茅葺きで延文年間(1356-1360)に今川範氏が銭千貫を寄進して建立したものです。
 中門の奥には本堂があります。本堂の南西には県の文化財の薬師堂が建てられています。家康が本堂を改築の時に建立させたものです。
 智満寺の本堂は桃山文化の影響を受けたとされる壮大な茅葺き屋根の建物で、国の重要文化財に指定されています。木造入母屋造り流向排付で、杉材を用いた木割りは太く、内部は中間で格子により内陣と外陣に仕切られています。
智満寺本堂
 本堂の内陣正面に安置されている「本尊千手観音厨子」は入母屋三方造本瓦葺様、三手先斗拱、二重軒です。蛙股などは桃山時代の様式も用いています。外面は金箔を用いずに極彩色を施し、左右の両羽目は全体に薬草を浮き彫りにしてあります。厨子は棟札とともに本堂付属の国の重要文化財に指定されています。
智満寺本堂


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