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静岡の旅
下田市
欠乏所跡
けつぼうしょあと
静岡県下田市3ー1
欠乏所は欠乏品を入港してくる外国船に供給するところでした。嘉永7年(1854)日米和親条約により下田が開港され、下田条約が締結されました。幕府は貿易を認めませんでした。しかし航海上必要な薪、炭、水、食料などの欠乏品の供給を是認しました。
「必要な品物その他相叶うべき事は、双方談判の上、取り決め候事」 (第6条) とのあいまいな条文だったために実質上の貿易が欠乏品の名目で行われていたのです。貝細工 ・ 塗料 ・ 瀬戸物 ・ 小間物 ・ 反物なども欠乏所で売られました。
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