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静岡の旅と歴史
静岡の旅       静岡市清水区

霊山寺
れいざんじ
静岡県静岡市清水区大内597


 鷲峰山(じゅほうさん)霊山寺は、高野山真言宗のお寺です。天平勝宝元年(749)、行基により創建されたという古刹です。行基が刻んだという駿河七観音の一つ、大内観音と呼ばれる千手観音(県指定文化財)を祀っています。
 もとの霊山寺は東側の山中にあり、正慶年間(1332-1334)に現在地に移築したといわれています。雨乞観音として有名で、昔は多くの信者が雨乞い祈願で参拝したそうです。山裾から始まる参拝道は急な33の坂道を曲がって本堂まで続きます。仁王門は国の重要文化財に指定されています。


仁王の力石
 お墓の横から山道の参道があり、六波羅密教にちなんで6基の丁石が仁王門まで続きます。仁王の力石は3丁目と4丁目の間に敷かれています。石の中に仁王様の足跡とされているくぼみがあります。この石を踏むと疲れがとれ、足が丈夫になるといわれ仁王の力石と呼ばれています。
仁王の力石

霊山寺仁王門(国重文)
 霊山寺の仁王門は、棟札により室町後期の永正13年(1516)の建立で、静岡県では2番目に古い建物です。駿河を支配していた今川氏親(今川義元の父)の家臣・朝比奈福寿庵恵妙が寄進しています。仁王門の右側には口を開けた阿形像、左側には口を閉じた吽形像が安置されています。
霊山寺仁王門
 寄棟造り、茅葺きの、三間一戸の八脚門です。柱は法隆寺金堂のように、中央に膨らみを持たせ、上部をやや細くして高く雄大に見せています。仁王門は昭和6年(1931)に国の重要文化財に指定されています。
霊山寺仁王門

霊山寺本堂
 霊山寺の本堂は単層、入母屋造りで、宝暦6年(1756)に再建された建物です。虹梁(こうりょう)、梁桁、束柱などの彫刻に丹碧の彩色の跡がみられ室町様式の名残りをとどめています。内陣、外陣に分かれた県内では珍しい建築様式で、静岡市の有形文化財に指定されています。
霊山寺本堂
 本堂天井には市指定文化財の天井画「墨絵の龍」が描かれています。江戸時代後期の絵師・山梨鶴山が文政2年(1819)に描いたものです。鶴山は、柴田秦山、神戸麗山とともに庵原(いはら)三山の一人といわれた人物です。
霊山寺本堂

霊山寺鐘楼
 霊山寺鐘楼は明治21年(1888)に再建された建物です。梵鐘は元禄4年(1691)に鋳造された鐘がありましたが太平洋戦争の時に供出され、現在の鐘は昭和54年(1979)に鋳造されたものです。
霊山寺鐘楼


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