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富山の旅と歴史
富山の旅           高岡市

有礒正八幡宮
ありそしょうはちまんぐう
富山県高岡市横田町3ー1ー1
Tel 0766-22-0334


 有礒正八幡宮は慶長15年(1610)、高岡城築城の時、志貴野山に鎮座していた有礒宮を横田正八幡宮と合祀して有礒神社正八幡宮としたのが始まりです。有礒正八幡宮と改称したのは昭和22年(1947)です。
 有礒宮は有礒七浦の宗社として信仰され、海岸近くで浸食されたため志貴野山に遷座していました。横田正八幡宮は神仏混合の形態で別当には宗泉寺があたり祭祀を取り仕切っていました。
 有礒正八幡宮の祭神には有礒神、綏靖天皇、応神天皇などの他、多くの神を合祀しています。なかでも金屋町の氏神である鍋宮様と呼ばれる石凝姥命(いしこりどめのみこと)が祀られており、昔から高岡の鋳物師から敬われてきました。
 日本海の荒波を表現したといわれる「八棟造り(やつむねづくり)」は、「有礒造り」(ありそづくり)と称され豪華な造りです。本殿は明治16年(1883)に造営され、幣殿並び拝殿は昭和10年(1935)に造営されています。いずれも国の登録有形文化財に登録されています。

有礒正八幡宮本殿(国登録有形文化財)
 有礒正八幡宮の本殿は明治16年(1883)に再建されたもので間口2間半、奥行2間半の木造平屋建て、入母屋造り、銅板葺き、建築面積は21平方mです。正面千鳥破風が付けられ、外壁は真壁造り板張りです。棟梁は松井角平でした。平成18年(2006)に国の有形文化財に登録されています。
有礒正八幡宮本殿

有礒正八幡宮拝殿及び幣殿(国登録有形文化財)
 有礒正八幡宮の拝殿及び幣殿は昭和10年(1935)に建てられたもので、木造平屋建て、八棟造り、銅板葺き、建築面積159平方mです。拝殿は1室で、正面側の各間に板戸を建て込み、正面に向拝をつけています。弊殿は一段高い板敷きの床で、左右に翼室を張り出しています。平成18年(2006)に国の有形文化財に登録されています。
有礒正八幡宮拝殿

有礒正八幡宮釣殿(国登録有形文化財)
 有礒正八幡宮の釣殿は昭和10年(1935)に建てられたもので、木造平屋建て、間口3間、奥行2間、銅板葺き、建築面積30平方mです。組物を置かず直接桁を受けています。拝殿及び幣殿と同じく、設計は今堀左七郎、施工は森田市五郎です。平成18年(2006)に国の有形文化財に登録されています。
有礒正八幡宮釣殿

築城様式石垣
 境内を囲む石垣は、慶長年間(1596-1614)に前田利長から寄進されたものです。高岡城に向かう要所にあたることから築城様式の石垣を築いたといわれ、進言したのは高山右近だったといわれています。
築城様式石垣

親子抱き合いの欅
 ご神木は「親子抱き合いの欅」と呼ばれました。親木の傍らで芽吹いた子木が大きく成長して、かっては親子が共に助け合うように立っていたことからこの名が付けられました。現在は親木は枯木となり、子木も台風の被害を受けました。折れた枝で井波彫刻の「勾玉(まがたま)守り」を30体作ったそうです。
親子抱き合いの欅


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