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富山の旅と歴史
富山の旅           高岡市

国泰寺
こくたいじ
富山県高岡市太田184
0766-44-0610


 摩頂山国泰寺は臨済宗国泰寺派の総本山です。富山湾に面した二上山北麓の丘陵地に建てられています。開山の慈雲妙意は普化宗の祖である法燈国師覚心に師事し、24年間二上山に籠って仏道をきわめ、嘉元2年(1304)に摩頂山東松寺を開いたといわれています。
 嘉暦3年(1328)、後醍醐天皇から護国摩頂巨山(ごこくまちょうこざん)国泰仁王万年禅寺(こくたいにんのうまんねんぜんじ)の寺号が下賜され、勅願寺として北陸地方随一の禅刹となり繁栄しました。
 暦応2年(1339)、足利尊氏により全国に安国寺を建立した時、越中の安国寺に選定され伽藍の修築がなされ、寺領として荘園が寄せられました。応仁の乱が起きると守山城をめぐる兵火により国泰寺は荒廃しましたが、天文15年(1546)に後奈良天皇の勅命により雪庭仏眼が再興しました。
 約1万平方mの中に経蔵、鐘楼、観音堂、三門、総門、法堂、方丈、坐禅堂、庫裏、天皇殿、開山堂、利生塔などが建ち並んでいます。寺宝には後醍醐天皇影像、後醍醐天皇および後奈良天皇宸翰、後醍醐天皇下賜七条袈裟などが保存されています。

国泰寺法堂
 国泰寺の法堂は江戸時代中期の享保5年(1720)頃に再建された建物です。1重5間堂の土間仏堂です。入母屋造り、桟瓦葺き、平入で、外壁は真壁造り板張り、正面左右に花頭窓が付いています。妻面の中央2間に両開き桟唐戸がついています。
国泰寺法堂

国泰寺法堂内陣
 国泰寺の法堂の内陣には本尊が安置されています。内陣柱は円柱で内側に一手の斗拱(ときょう)がせり出しています。
国泰寺法堂内陣

国泰寺三門
 国泰寺の三門は間口3間、奥行2間の三間一戸の八脚単層門です。入母屋造り、桟瓦葺き、外壁は真壁造板張り、左右に阿形像、吽形像の仁王像を安置しています。
国泰寺三門

国泰寺総門
 国泰寺の総門は巨木の中を登りつめたところに堂々と建っています。切妻造り、桟瓦葺きの、三間一戸の薬医門です。国泰禅寺と書かれた額が掲げられています。明の高泉和尚の手によるものです。
国泰寺総門

国泰寺大方丈
 国泰寺の大方丈は貞享3年(1686)に再建された建物です。間口8間の大きな建物で大きな岩を配された枯山水の庭園があります。大方丈の玄関は向い唐破風の銅板葺きの屋根があります。
国泰寺大方丈


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