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富山の旅と歴史
富山の旅           高岡市

旧南部鋳造所(キュポラ及び煙突)
富山県高岡市金屋本町3−45
(国登録有形文化財)


 金屋町は高岡城を築く時、鋳物師を集めて出来た町で高岡の鋳物業の中心です。明治末期から有力な鋳物師たちが近代化を競い、次々と建造したのが新式溶鉱炉です。木炭より高熱を得ることのできるコークスを地金と一緒にキュポラに入れて着火。
 煙突の基部の送風口から風車で風を送ると、風は煙道の中に通された鉄管を通ってキュポラに入り、キュポラで熱せられた煙はキュポラ上部から抜け、煙道を通って煙突から排されます。排煙は鉄管を通ってキュポラに至る風を熱しながら煙突から出ていくため熱効率が増すのです。
 旧南部鋳造所のキュポラと煙突が唯一残されています。煙突は大正13年(1924)に建てられたもので、製鉄炉本体のキュポラから7m離れた地点に建っています。基部の平面は1.78m角、高さは14.5mのレンガ造りです。
 キュポラは高さ3.3m、径0.7m、鉄製で、平成12年(2000)まで稼働していました。現在は株式会社ノースランドが現地保存しています。煙突は平成13年(2001)に国の有形文化財に登録され、平成21年(2009)に富山県教育委員会による「とやまの近代歴史遺産」に選定されています。


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