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山梨の旅と歴史
山梨の旅      甲州市

放光寺
ほうこうじ
山梨県甲州市塩山藤木2438
Tel 0553-32-3340


 恵林寺のすぐ北にある高橋山放光寺は真言宗智山派に属するお寺で、金剛界大日如来が本尊です。平安時代に大菩薩峠の山麓に法光寺と称する山岳信仰の寺院として開かれたのが始まりと伝えられています。
 元暦元年(1184)、新羅三郎義光の孫清光の子である安田義定が賀賢上人を招いて天台宗の寺院として開山し、歴代安田家の菩提寺となりました。
 安田氏が滅ぶと武田氏の祈願所として庇護されました。寺領の寄進や諸役の免除が行われ、寺運は隆盛し、最盛期には甲斐国檀林7ヶ寺の触頭(ふれがしら)として、寺領1000石、塔頭12、末寺70ヶ寺を擁する大寺となりました。
 天正10年(1582)、織田信長の兵火にかかり堂宇の全てを焼失しました。信長が本能寺に変で殺害され、徳川家康が領主になると放光寺は再興され寺領として小曽郷が安堵されました。寛文18年(1642)、徳川家光から朱印地状を賜わっています。
 武田家の遠縁にあたる甲府藩主柳澤吉保と幕府作事奉行の保田若狭守宗雪により本堂などの堂宇の再建が行われ、宗雪は中興開祖と位置づけられています。
 広い境内には本堂、愛染堂、薬師堂、仁王門、毘沙門堂、拝殿、庫裏、唐門、鐘楼、方丈、書院、総門などが建ち並んでいます。平成元年(1989)に制作された周防正行監督、本木雅弘主演の映画「ファンシイダンス」のロケ地にもなっています。
 宝物殿には本尊の大日如来、天弓愛染明王、金剛力士像(重要文化財で仁王門内に安置されています))と不動明王の仏像(重要文化財)が納められています。早春には梅、6月には花菖蒲、紫陽花など四季折々に花が咲くため、花の寺とも呼ばれています。

 放光寺の本堂は桁行9間、梁間6間、一重入母屋造り、銅板葺き(もと茅葺き)の建物です。元禄年間(1688-1704)に建てられた方丈形式の寺院建築です。平面は南北に2列、東西に3列の6室からなり、南側に広縁、東西両側に入側を設けています。南面の中央は、板敷、その奥が仏間です。甲州市の文化財に指定されています。
放光寺本堂


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