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山梨の旅と歴史
山梨の旅      甲州市

熊野神社
くまのじんじゃ
山梨県甲州市塩山熊野174
Tel 0553-32-2111


 熊野神社の創建は大同2年(807)に紀州の熊野本社の分霊を勧請されたのが始まりと伝えられています。その後、後白河法皇の勅願により、熊野本社(和歌山県)の建築形式に則り、6神6社の社殿を建立したと伝えられています。
 甲州の4大熊野の一つと呼ばれています。伊弉再尊(いさなぎのみこと)、早玉男命(はやたまのおのみこと)、事解男命(ことさかのおのみこと)、忍穂耳尊(おしほじのみこと)瓊々杵尊(にぎにぎのみこと)、彦火々出見尊(ひこほほひでのみこと)を祀っています。
 熊野神社には、武田信玄が奉納したという紙本著色刀八毘沙門天像図、紙本著色飯綱権現像図、社宝として武田勝頼が奉納したという紙本著色欹器ノ図と紙本著色渡唐天神像図(いずれも県文化財)が保管されています。

 熊野神社の拝殿は国重要文化財に指定されています。室町時代後期のものといわれ、武田信玄が再建に関わったといわれています。東西に石垣で3区画された社域の中間部に位置しています。桁行5間、梁間3間、一重入母屋造り、茅葺きの小規模な建物です。
熊野神社拝殿
 拝殿は天文18年(1549)に建てられています。壁は吹き放しで柱は面取角柱、工法や技法は室町時代後期の様式です。
熊野神社拝殿

 熊野神社の本殿は境内を高低3段に区画された奥の高所に南面し6棟が東西に並んでいます。西3棟は江戸時代の再建で旧観を失い、1棟は再建できずに小祠となり、東側の2棟が文保2年(1318)に再建された鎌倉時代の建造物とみられています。昭和27年(1952)に解体修理されています。
熊野神社本殿
 他の社殿とは正面を嵌板壁とし、その外面に格子組を当て、出入口が左側面にあります。 一間社、切妻、妻入、向拝付の春日造りで、茅葺きです。工法や技法は鎌倉時代を踏襲し紀州熊野神社の古制を残す貴重なものとして国指定重要文化財に指定されています。
熊野神社本殿


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