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山梨の旅と歴史
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清白寺
せいはくじ
山梨県山梨市三ケ所620
Tel 0553-22-0829


 海涌山清白寺は、足利尊氏が夢窓疎石(国師)を開山とし、正慶2年(1333)に創立したと伝えられる臨済宗のお寺です。
 仏殿の建立は、組物に墨書が発見され、応永22年(1415)と判明しました。天和2年(1682)の寺院火災にあい、伽藍、塔頭を焼失しています。仏殿(観音堂)だけが幸いにして焼け残りました。昭和30年(1955)、国宝に指定されました。
 寺に通じる狭い参道は山門までまっすぐのびていて、両側はウメの古木が並木となっています。寺に入るまでの道は狭くブドウ畑の金網が車に当たってしまいそうです。寺号の清白は源氏の白旗から来たものといい、寺の紋も「丸に二引両」の足利氏の紋を用いています。
 清白寺はその建築様式が禅宗様伽藍配置となっています。総門、放生池、三門、仏殿、法堂が一直線上に続いています。仏殿と庫裏以外は江戸時代の建立です。

 国宝の仏殿は石組みの基段の上に桁行3間、梁間3間、1重もこし付き、桧皮(ひわだ)葺きの入母屋造りです。応永22年(1415)建立で、室町時代の典型的な唐様の仏殿として貴重な遺構です。軒は曲線が二重になっていて、当時禅宗とともに移入された宋様建築独特の美しさを形づくっています。
清白寺仏殿
 内部は柱がすべて円柱で、かつては絹張りの上に漆が施されていたようです。天井は鏡天井で竜の墨絵が描かれ、内陣の須弥壇(しゅみだん)も宋様の珍しいものだそうです。堂内には千手観音が祀られているので観音堂とも呼ばれています。
清白寺仏殿

 正面右手にある庫裏は茅葺きの大きな屋根に木組みの白壁という優美なもので、県の文化財に指定されています。西側にある井戸は諏訪湖に通じているといわれ、そこから「海涌山」と号したといわれています。この井戸は日照りのときにも涸れることがなく、水位が諏訪湖と常に同じだと言い伝えられています。
清白寺庫裏


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