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兵庫の旅と歴史
兵庫の旅    淡路市

伊弉諾神宮
いざなぎじんぐう
兵庫県淡路市多賀740
Tel 0799-80-5001


 伊弉諾神宮は国生み神話の主人公である、伊弉諾(いざなぎ)と伊弉冉(いざなみ)の2神を祀る古社です。天照御大神(あまてらすおおみかみ)の両親にあたり、日本民族の大祖先神です。
 古事記、日本書紀には、国生みに始まるすべての神功を果たされた伊弉諾大神が、天照大御神に国家統治の大業を委譲し、最初にお生みになられた島、淡路の多賀の地にかくりの宮を構えて余生を過ごされ、その住居跡に神陵 (みささぎ)が営まれ最古の神社が創始されたとあります。
 古代には、淡路島神、津名神、多賀明神などと呼ばれていました。大同元年(806)に神封13戸が充てられ、貞観元年(859)、神位一品が授けられたそうです。延喜式神名帳には「淡路国津名郡 淡路伊佐奈伎神社」と記載され、名神大社に列しています。
 平安時代末期より淡路国一宮とされるようになり、一宮大神とも呼ばれるようになりました。明治4年(1871)に国幣中社に列格し、明治18年(1885)官幣大社に昇格しています。3万平方mの境内地には古木が茂り格式の高い古社の佇まいを感じさせます。

 参道の正面に建つ伊弉諾神宮の表神門は、明治16年(1883)に建てられた門です。切妻造りの四脚門で、屋根は柿葺きです。それ以前は随神門が建てられていたそうです。
伊弉諾神宮表神門

 間口5間(9.09m)、奥行2間(3.636m)の伊弉諾神宮の拝殿は本殿と同時期に建てられています。平入り入母屋造り、檜皮葺(現銅葺き)で、舞殿を兼ねています。
伊弉諾神宮拝殿

 伊弉諾神宮の本殿は、拝殿の背後にある神陵の上に建てられています。明治12年(1879)の建立で、3年後に後背の御陵地を造成して移築したそうです。三間社の流造り、向拝付きで、屋根は檜皮葺きです。棟には千木・鰹木(5本)を置き、前方の幣殿と連結して一屋根に造っています。
伊弉諾神宮本殿

 伊弉諾神宮の一の鳥居は平成7年(1995)1月17日の阪神淡路大震災で倒壊しました。その年の11月に再建されました。高さ27尺(8.181m)で、神明鳥居としては日本最大規模を誇る花崗岩製の石鳥居が誕生したのです。
伊弉諾神宮大鳥居

 本殿の横には神馬(しんめ・じんめ)の銅像があります。神が乗る馬とされ、神社に奉納されたものです。伊弉諾神宮の神馬には、鞍部に菊のご紋章が付けられています。
伊弉諾神宮神馬

 伊弉諾神宮の参道の先には、放生の神池が広がっています。幽宮跡の御陵の周りには壕があったと伝えられており、この神池はその遺構であると伝えられています。
放生の神池

 境内には、樹齢800年から900年と推定される県指定天然記念物の「夫婦の大楠」と呼ばれる楠の木があります。根廻り12.4m、目通り8m、幹は地上2.25mで二つの支幹に分かれ、それぞれの幹囲は、5.35mと3.75mです。高さは30mあり、南に16m、北に12m張っています。元は2本の楠がいつしか根を合わせて1株に成長したもので、神霊が宿る御神木と信仰されています。
伊弉諾神宮大楠


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