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兵庫の旅と歴史
兵庫の旅    神戸市北区

六條八幡神社(八幡神社)
ろくじょうはちまんじんじゃ(はちまんじんじゃ)
兵庫県神戸市北区山田町中字宮片57
Tel 078-581-2187


 六条八幡神社は旧山田村13村の総鎮守です。古くは若宮八幡宮と称し、神功皇后がこの地で行宮を営んだのが起源とされています。長徳元年(995)、周防国の僧、基灯(きとう)が円融寺という草庵を建てるとともに、黒木の宝殿を建て、八幡3神を祀りました。これが六条八幡神社の創建です。
 保安4年(1123)、山田庄領主の六條判官源為義が、夢想の霊感によって、京都にある六条西洞院の自邸に祀られていた石清水八幡宮の分霊である左女牛(さめうし)八幡宮を勧請合祀し、八幡宮を再造しました。そのため六條八幡宮と呼ばれるようになりました。
 神仏習合の霊山として足利家代々の篤い尊崇を受け、歴代領主に庇護され社運も隆盛しました。明治時代初頭に発令された神仏分離令とその後の廃仏毀釈運動により神宮寺の円融寺が廃寺となり、神社として独立し、八幡神社と改称しています。
 境内には国の重要文化財に指定されている三重塔、神戸市の有形文化財に指定されている本殿、能舞台があります。稲荷神社、住吉神社、山王神社、大歳神社、猿田彦神社などの境内社も点在しています。10月第2日曜日に行われる流鏑馬(やぶさめ)神事は無形民俗文化財に指定されています。

 八幡神社の三重塔は高さ19.1m、三間三重塔婆で桧皮葺きです。初層内部には仏壇を置いて阿弥陀三尊像を安置しています。文正元年(1466)に建てられた和様の三重塔で、この地の有力土豪であった鷲尾綱貞・平盛俊が協力して造立したそうです。棟梁は藤原周次と小工藤原光重と記されています。
八幡神社三重塔
 組物は三手先、総円柱を立て、中備えに間斗束を配し、腰に細縁勾欄を付けています。屋根の反りも流麗です。大正3年(1914)に国宝指定され、戦後は国の重要文化財に指定されています。昭和36年(1961)には棟札3枚が附指定で、国の重要文化財になりました。平成14年(2002)には屋根の大規模修復が行われました。
八幡神社三重塔

 八幡神社の本殿は三間社流造り、銅板葺きの建物です。貞享5年(1688)に再建されたと推察されています。平成9年(1997)に神戸市の有形文化財に指定されています。
八幡神社本殿

 八幡神社の薬師堂は間口3間、奥行3間、 単層、寄棟造り、本瓦葺きの建物です。基灯上人が創建した円融寺の遺構だといわれています。
八幡神社薬師堂

 八幡神社には大いちょうの木があります。昭和49年(1974)に市民の木に指定されています。
八幡神社大銀杏


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