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京都の旅と歴史
京都の旅    木津川市

御霊神社
ごりょうじんじゃ
京都府木津川市加茂町兔並寺山41
Tel 0774-73-8191(木津川市観光協会)


 御霊神社は聖武天皇の勅願によって天平7年(735)に開創された燈明寺の鎮守社で、本殿は国の重要文化財です。燈明寺は建武の兵乱で廃絶しましたが、康正年間(1455-1456)に天台僧忍禅により復興し、本堂と三重塔が再建されました。
 燈明寺は廃寺となり、本堂と三重塔は買収され、横浜市の三渓園に移築されています。御霊神社付近には燈明寺本堂跡や江戸時代前期の庫裏、本尊など5体の仏像を安置する収蔵庫が建てられています。


御霊神社本殿(国重文)
 御霊神社本殿は燈明寺の鎮守社として創建されました。現在の社殿は鎌倉時代末期の建物で、奈良の氷室神社の古社殿を移築したものといわれています。現在は兎並(うなみ)区の氏神として祀られています。
御霊神社本殿
 御霊神社本殿は三間社流造りの檜皮(ひわだ)葺きです。前面にある向拝の柱間に梁を渡し、古い形式の蟇股を配しています。左右には脇障子が付いています。大正10年(1921)に国の重要文化財に指定されています。
御霊神社本殿

御霊神社梵鐘
 御霊神社にある梵鐘は燈明寺の梵鐘だったものです。貞享5年(1688)4月に住職の日進と檀家が協力して鋳造したことが刻まれています。
御霊神社梵鐘

御霊神社石造十三塔
 御霊神社の社殿の前に石造十三塔が建っています。鎌倉時代末期に造られたもので、現在の場所より東南にあって倒壊していたものを復原したものです。
御霊神社石造十三塔

御霊神社石燈篭
 御霊神社にある石燈篭は灯明寺型石燈篭として有名なものです。実物は江戸中期に流失し、現在あるものは模造品とのことです。
 毎年11月3日には燈明寺の収蔵庫と御霊神社本殿が一般に公開されています。
御霊神社石燈篭


三溪園・旧燈明寺本堂(国重文)
神奈川県横浜市中区本牧三之谷58−1(三渓園)
 横浜市の三溪園には廃寺となった旧燈明寺の本堂と三重塔が建てられています。本堂は、様式上、室町時代初期に建てられたものと推定されています。堂内の春日厨子は国内最大のものだそうです。大正10年(1921)に国の重要文化財に指定されています。
旧燈明寺本堂

三溪園・旧燈明寺三重塔(国重文)
神奈川県横浜市中区本牧三之谷58−1(三渓園)
 旧燈明寺の三重塔は南北朝の動乱の荒廃後、康正3年(1457)頃に再建された建物です。瓦葺きの三重塔で、純粋な和洋からなっていて、禅宗様の影響は全く受けていません。尾垂木、通肘木、組み物などの部材は太くがっしりとした作りになっています。昭和6年(1931)に国の重要文化財に指定されています。
旧燈明寺三重塔



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