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京都の旅と歴史
京都の旅    木津川市

松尾神社
まつおじんじゃ
京都府木津川市山城町大字椿井41
Tel 0774-86-2300(山城町役場)


 松尾神社は「上の宮」とよばれ、椿井から上狛にかけての人々の信仰を集めてきました。「下の宮」と呼ばれていた御霊神社は明治13年(1913)内務省の神社の統廃合令によってここ松尾神社境内に遷座され、摂社となっています。
 松尾神社は旧郷社で、通称「樺井の社(かばいのやしろ)」と呼ばれています。大山咋神の化身である樺井翁と軍議を談じ、翁が姿を消した後に残された宝珠が大宝元年(701)に秦都理の霊夢に現れ、この宝珠を得て、神体として宮殿を創建したという伝説が残されています。
 松尾神社は天平勝宝年間(749〜757)に創建されたと伝えられています。前身は延喜式内社の樺井月神社に相当すると思われます。弘安3年(1280)には正五位上を授けられています。本殿は文化5年(1808)に奈良の春日大社の若宮本殿を移築したもので国の重要文化財です。
  松尾神社の拝殿と表門、また右側に鎮座する摂社御霊神社本殿は昭和58年(1983)に京都府の登録文化財に指定されています。松尾神社の森一帯は松尾神社文化財環境保全地区に指定されています。付近には松尾古墳群をはじめとする小さな古墳群が散在しています。


松尾神社本殿(国重文)
 松尾神社の本殿は一間社の春日造りで、檜皮(ひわだ)葺きです。室町後期の永禄11年(1568)の建物で、文化5年(1808)に奈良の春日大社の若宮本殿だったものを移築した建物です。大正2年(1913)に国の重要文化財に指定されています。
松尾神社本殿
 松尾神社の本殿前には弘治2年(1556)の銘をもつ石燈篭があります。また本殿前の拝所は間口1間、奥行1間で、正面に明神鳥居の形式で、中央に優美な彫刻をもつ蟇股(かえるまた)を備えています。松尾神社本殿の附き指定になっています。
松尾神社本殿拝所

松尾神社表門
 松尾神社の表門は切妻造り、本瓦葺きの四脚門です。瓦の銘から元和5年(1619)以前の建物とみられます。昭和58年(1983)に京都府の登録文化財に指定されています。
松尾神社表門

松尾神社拝殿
 松尾神社の拝殿は棟木の墨書から慶長15年(1605)に再建された建物です。中には多くの奉納絵馬が飾られています。間口5間、奥行3間、単層、切妻造り、本瓦葺きです。昭和58年(1983)に京都府の登録文化財に指定されています。
松尾神社拝殿

松尾神社摂社御霊神社本殿
 松尾神社摂社の御霊神社本殿は一間社の春日造りで、檜皮葺きです。御霊神社は古来より下ノ宮といわれ御霊山に鎮座していました、文化5年(1808)に建てられた奈良の春日大社三の宮を文政6年(1823)に移築した建物です。明治13年(1913)内務省の神社統廃合令によって松尾神社境内に遷座されました。昭和58年(1983)に京都府の登録文化財に指定されています。
御霊神社本殿



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