あなたは 番目の訪問者です。(ogino作成共通カウント)
直線上に配置
京都の旅と歴史
京都の旅    木津川市

神童寺
じんどうじ
京都府木津川市山城町神童子不晴谷112
Tel 0774-86-2161


 北吉野山神童寺は真言宗智山派のお寺です。蔵王権現を本尊として安置しています。山伏の修業地として知られ、古くから奈良の吉野山と密接な関係を持つ修験道の霊地だったそうです。神童寺本堂は国の重要文化財で、十一面観音立像など平安時代中期の国の重要文化財の仏像6体も所蔵しています。
 聖徳太子が大観世音教寺と号して創建し、伝説の役行者(えんのぎょうじゃ)がこの山で修行した時、二人の神童の助力を得て本尊の蔵王権現像を刻み、神童教護国寺と寺名を改め、のちに神童寺となったそうです。
 泰澄(たいちょう)、行基、鑑真、良弁などの高僧が修行したといわれ、26僧坊を持ち、寺運も栄えました。その後、衰退し、興福寺の願安によって再興されたと伝えられています。治承年間(1177-71)の源平の兵火で堂宇を焼失しましたが、源頼朝が後鳥羽天皇の宣旨を奉じて再建したそうです。


神童寺本堂(国重文)
 神童寺本堂は間口3間、奥行4間、単層、寄棟造り、本瓦葺きで、前面に1間通りの吹放しの広縁が付いています。元弘元年(1331)の兵火で焼失し、応永13年(1406)に興福寺の官務懐乗が再建した建物といわれています。
神童寺本堂
 内部は拭板(ぬぐいいた)の床、棹縁(さおぶち)天井で、周囲1間の内陣、和唐様折衷の須弥壇があり、本尊ほか諸仏を安置しています。蔵王権現像(国重要美術品)を本尊とすることから蔵王堂ともいわれます。大正12年(1923)に国の重要文化財に指定されています。
神童寺本堂

神童寺十三重石塔
 神童寺の境内には鎌倉時代後期に造られた「十三重石塔」が建てられています。花崗岩で造られていて、初層軸部、二重円光形に顕教(けんぎょう)四仏を刻んでいます。屋根は後世に補修されています。
神童寺十三重石塔

神童寺表門
 表門は切妻造り、本瓦葺きで江戸時代の中頃の建物です。明治元年(1868)に奈良の興福寺の一乗院より移築されたそうです。棟門の様式で2本の主柱に冠木と呼ぶ横木を渡し、その上に切妻屋根を載せています。木津川市の有形文化財に指定されています。
神童寺表門

神童寺収蔵庫
 神童寺の収蔵庫には三井寺の黄不動明王画像を模したといわれる白不動明王像、天に向かって矢を射る珍しい天弓愛染明王像、阿弥陀如来坐像、毘沙門天像など平安時代の仏像が収蔵されています。他に十一面観音立像、日光・月光菩薩立像を含め、すべて国の重要文化財に指定されています。
神童寺収蔵庫



京都市内のページへ

京都府トップページへ  旅と歴史トップページへ


直線上に配置

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送