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京都の旅
京都市東山区
智積院
ちしゃくいん
京都市東山区東大路七条下ル東瓦町964
Tel 075-541-5361
智積院は真言宗智山派の総本山です。豊臣秀吉が3才でなくなった長男鶴松の菩提を弔うために建造した祥雲寺が始まりです。
元和元年(1615)紀州、根来寺(ねごろじ)の住職玄宥(げんゆう)が根来寺智積院と改名しました。18世紀初頭、学生僧教学専門学寮70棟を数えたといわれています。
智積院は布教よりも学寮として発展したそうです。その勢力は全国におよび、代々の住持は硯学(せきがく)が任じられました。
特に7世の運敞(うんしょう)は語学に通じ、人気があり諸国から宗派を問わず大勢の学生が集まったそうです。
見どころは境内の収蔵庫にある桃山時代の国宝障壁画です。長谷川等伯一派の描いた桜図や楓図、雪松図、松に秋草図など見事なものばかりです。
国宝に指定されている桃山時代の二曲屏風「紙本金地著色松に草花図」や重要文化財の「金地著色孔雀明王像・絹本著色童子経曼陀羅図」など有名なものがあります。
庭園は江戸時代に作られたもので国の名勝になっています。北を生け垣、中央を枯滝組み、南を池泉とした名園です。7世の運敞が中国の廬山の景をかたどって作ったといわれています。
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