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京都の旅と歴史
京都の旅    京都市東山区

高台寺
こうだいじ
京都府京都市東山区高台寺下河原町526
Tel 075-561-9966


 鷲峰山(じゅぶさん)高台寺は臨済宗建仁寺派のお寺です。慶長8年(1603)、豊臣秀吉の正室・北政所(ねね)は後陽成天皇より、「高台院」の号を賜り、慶長11年(1606)北政所が秀吉の菩提を弔うために号にちなんで高台寺として創建しました。
 秀吉没後の権力者となった徳川家康は、北政所を手厚く扱い、酒井忠世・土井利勝を高台寺造営御用掛、京都所司代板倉勝重を普請奉行、堀監物直政を普請掛に任じ、福島正則・加藤清正・浅野長政らの北政所の子飼いの大名たちも創建に協力しました。
 秀吉が没したのは慶長3年(1598)で、北政所は寛永元年(1624)に没しました。その後の高台寺は秀吉と北政所を祀る霊廟となりました。方丈には本尊の釈迦如来像が安置され、秀吉とねねの位牌があり、霊屋には左右に秀吉と北政所の坐像が置かれています。
 表門、開山堂、観月台、霊屋、茶室の傘亭(安閑窟)と時雨亭は国の重要文化財に指定されています。西庭は小堀遠州の作庭といわれる池泉観賞式庭園の高台寺庭園は国の名勝・史跡にしていされています。霊屋の厨子扉、須弥壇に施された高台寺蒔絵(まきえ)は桃山期を代表する蒔絵で国の重要文化財に指定されています。


高台寺勅使門
 高台寺の勅使門は方丈の南にあります。大正元年(1912)に方丈とともに再建された門です。勅使門と方丈の間に波心庭があります。勅使門にはうさぎが彫られています。
高台寺勅使門

高台寺開山堂(国重文)
 高台寺の開山堂は建仁寺からきた三江紹益禅師を祀る塔所です。元は北政所の養父である浅野長勝の持仏堂であったといわれています。間口5間、奥行3間、単層、入母屋造り、本瓦葺きの建物で慶長10年(1605)に建てられています。
高台寺開山堂
 三江和尚像のほか北政所の兄の木下家定、その妻の雲照院の像も安置されています。開山堂の天井は秀吉が瀬戸内で使用していた御座船の天井だったものです。北政所が使っていた御所車の遺材も使用しているそうです。開山堂は明治33年(1900)に国の重要文化財に指定されています。
高台寺開山堂

高台寺霊屋(国重文)
 高台寺の霊屋(おたまや)は創建時の建築で、伏見城の遺構といわれています。間口4間、奥行3間、単層の宝形造り、檜皮葺きで、正面には唐破風が付いた1間の向拝があります。慶長10年(1605)に建てられたと考えられています。
高台寺霊屋
 霊屋の内陣に桃山時代の華麗な蒔絵を施した階段や厨子(ずし)が残されています。高台寺蒔絵と呼ばれ、総黒漆塗りに、金箔の秋草文様などの豪華な装飾が特徴です。北政所像が安置されている厨子須弥檀の下に北政所の墓所があるそうです。霊屋は明治33年(1900)に国の重要文化財に指定されています。
高台寺霊屋

高台寺観月台(国重文)
 高台寺の観月台は開山堂と書院をつなぐ楼船廊の途中にあります。屋根の下から月を観るため設けられたようです。間口1間、奥行1間、単層、三方に唐破風があり、檜皮葺きです。慶長年間(1573-1614)の間に建てられたと考えられています。観月台は昭和28年(1953)に国の重要文化財に指定されています。
高台寺観月台

高台寺表門(国重文)
 高台寺表門は切妻造り、本瓦葺きの三間の薬医門です。慶長年間(1573-1614)の間に建てられたと考えられ、加藤清正が伏見城に建てたものだと伝えられています。明治40年(1907)に国の重要文化財に指定されています。
高台寺表門

高台寺傘亭(国重文)
 高台寺の傘亭(からかさてい)は安閑窟(あんかんくつ)とも呼ばれています。内部には天井がなく、竹が放射状に組み込まれ、カラカサを開けたように見えるところから傘亭といわれるようになったそうです。間口2間、奥行3間で、下屋は間口1、奥行1間の宝形造りで、茅葺きの茶室です。
高台寺傘亭
 傘亭は、伏見から移築された建物で天正から慶長年間(1573-1614)の間に建てられたと考えられています。傘亭は昭和11年(1936)に国の重要文化財に指定されています。隣にある時雨亭とは土間廊下でつながっています。
高台寺傘亭

高台寺時雨亭(国重文)
 高台寺の時雨亭(しぐれてい)は、伏見城内にあった茶室で、秀吉が時雨のように不意に訪れたことから名付けられたといわれています。現在の建物は元和年間から万治年間(1615-1660)と考えられています。開け放った階上からは、西南方面を眺望でき、茶の湯以外にも宴会や歌会にも使われたようです。昭和11年(1936)に国の重要文化財に指定されています。
高台寺時雨亭

高台寺庭園(国名勝)
 高台寺の庭園は、小堀遠州の作と伝えられる桃山時代を代表する池泉回遊式庭園です。昭和2年(1927)に国の史跡・名勝に指定されています。東山のなだらかな曲線を背景に、山裾の大地に広がっています。開山堂を正面に左右に二つの池があります。東側が臥龍池、西側が偃月池です。
高台寺庭園
 偃月池中央には、小方丈より開山堂へ渡る廊橋があり、中央に観月台が置かれています。偃月池の護岸は石組みで廻らされています。臥龍池の北東には滝石組みがあり、山裾の湧水をたたえた自然風の池です。東岸の山腹にはもみじが多く、紅葉の時期は多くの人が訪れます。
高台寺庭園
 池の北側には臥龍の廊下がかかり、霊屋へとつないでいます。その姿は、あたかも昇龍のごとくに見え、人工と自然との美しさがここに調和しています。
高台寺庭園



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