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京都の旅と歴史
京都の旅    京都市東山区

地主神社
じしゅじんじゃ
京都府京都市東山区清水1ー317
Tel 075-541-2097


 地主神社は清水寺本堂の北の一段高い所にあります。江戸時代までは清水寺の鎮守社で、古くは地主権現と称しました。大国主を主祭神とし、縁結びの神さまとして若い女性やカップルに人気のスポットになっています。また地主神社境内は「地主桜」と呼ばれる桜の名所でもあります。
 平安時代には嵯峨天皇、円融天皇、白河天皇が行幸しました。天禄元年(970)、円融天皇行幸の際、勅命により臨時祭が行われました。これが例大祭「地主祭り」の起源です。天正9年(1581)豊臣秀吉が花見の宴を開催し、寛永10年(1633)徳川家光が現在の社殿を再建しています。
 明治に入り神仏分離令により清水寺から独立し、近代社格制度のもとで郷社になっています。歴史的経緯から世界遺産「古都京都の文化財」の清水寺の一部として登録され、地主神社の総門、拝殿、本殿は国の重要文化財に指定されています。平成5年(1993)には境内全域が重要文化財となりました。


地主神社おかげ明神
 地主神社のおかげ明神はどんな願い事も一つだけなら必ず「おかげ(御利益)」がいただけるという一願成就の神様です。特に女性の守り神として、昔から厚い信仰を集めています。
地主神社おかげ明神

地主桜
 境内は「地主桜」と呼ばれる桜の名所です。弘仁2年(811)嵯峨天皇が行幸された時、地主桜の美しさに三度車を引き返して桜を眺めたことから「御車返しの桜」とも呼ばれ、以後、嵯峨天皇は地主神社に桜を毎年献上させたそうです。
地主桜

地主神社・恋占いの石
 本殿前の左右に「恋占いの石」があります。両目をとじて反対側の石へたどり着けば恋の願いがかなうそうです。この石は原子物理学者ライル・ボースト博士による科学的な年代測定で縄文時代のものと判明しました。
地主神社・恋占いの石

地主神社・人形祓い所
 縁結びで有名な地主神社ですが、悪運を祓う人形祓い(ひとがたばらい)のコーナーも設けられています。自分の身代わりとなってくれる紙の人形に息を吹きかけ、悪運や悪縁を断ち切るお祓いをしてくれます。
地主神社・人形祓い所

地主神社総門(国重文)
 地主神社の総門は桟瓦葺きの、棟門です。門の向こう側は清水寺の本堂の裏とつながる階段があります。寛永8年(1631)に三代将軍徳川家光によって再建された建物です。昭和41年(1966)に国の重要文化財に指定されています。
地主神社総門

地主神社拝殿(国重文)
 地主神社の拝殿は間口3間、奥行3間、単層、入母屋造り、妻入、檜皮葺きの建物で、背面には軒唐破風が付けられています。天井には見事な八方睨みの龍が描かれていますが売店も兼ねているので厳粛感はありません。寛永8年(1631)に徳川家光によって再建された建物で、昭和41年(1966)に国の重要文化財に指定されています。
地主神社拝殿

地主神社本殿(国重文)
 地主神社の本殿は間口5間、奥行3間、単層、入母屋造り、檜皮葺きで、正面に1間の向拝を付けています。大国主命を主祭神として、父母神の素戔嗚命(すさのうのみこと)・奇稲田姫命(くしなだひめ)、奇稲田姫命の父母神の足摩乳命(あしなづちのみこと)・手摩乳命(てなづちのみこと)を正殿に祀っています。
地主神社本殿
 また相殿にほ、大田大神(芸能と長寿の神)、乙羽竜神(旅行・交通安全の神)、思兼大神(知恵と才能の神)を祀っています。本殿は拝殿、総門と同じく、寛永8年(1631)に三代将軍徳川家光によって再建された建物です。昭和41年(1966)に国の重要文化財に指定されています。
地主神社本殿



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