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京都の旅と歴史
京都の旅    京都市上京区

千本釈迦堂(大報恩寺)
せんぼんしゃかどう(だいほうおんじ)
京都府京都市上京区五辻通六軒町西入溝前町1305
Tel 075-461-5973


 千本釈迦堂は正式には瑞応山(ずいおうざん)大報恩寺という真言宗智山派の古刹です。鎌倉時代の承久3年(1221)に求法(ぐほう)上人義空(ぎくう)によって創建されました。義空は藤原秀衡の孫で比叡山で修行の後、寄進を受けたこの地に小堂を建て、苦心の末安貞元年(1227)に本堂を完成させました。
 この本堂は応仁文明の乱にも焼けずに残った創建当時の建物です。京都市内で現存する最古の仏堂で国宝に指定されています。附として厨子、旧棟木3本、棟札3枚も国宝に指定され、木造釈迦如来坐像、木造十大弟子立像、木造六観音像、銅造誕生釈迦仏立像、木造千手観音立像などは国の重要文化財に指定されています。


千本釈迦堂(大報恩寺)本堂(国宝)
 千本釈迦堂の本堂は間口5間、奥行6間、単層、入母屋造り、檜皮(ひわだ)葺きで、1間の向拝が付けられています。京都市内では数少ない中世建築で、洛中では最古の建物です。大報恩寺本堂として昭和27年(1952)に国宝に指定されました。
大報恩寺本堂
 本堂の正面は5間とも蔀戸(しとみど)を構え、側面は手前の1間を両開戸、次の間を蔀戸、後寄りの4間を引違い戸としています。方三間の内陣の前方に庇(外陣)を付け、内陣の側面と背面には1間幅の庇を付けています。内陣は中央の内々陣には須弥壇があり、本尊の釈迦如来像を安置する国宝の厨子があります。
大報恩寺本堂

北野経王堂願成就寺
 千本釈迦堂(大報恩寺)には北野経王堂願成就寺があります。北野天満宮の門前にあった北野経王堂は明治初年の神仏分離によって破却されました。経蔵に伝来した一切経、傅大士(ふだいし)及二童子像(いずれも国指定重要文化財)などは大報恩寺に受け継がれています。
北野経王堂願成就寺

千本釈迦堂阿亀桜
 千本釈迦堂(大報恩寺)には阿亀(おかめ)桜があります。本堂造営の大工の棟梁・高次は代りのない柱の寸法を誤って切ってしまい、妻のおかめが斗組を用いたらどうかと提案し無事に完成させたそうです。しかし女の力を借りた事がわかるといけないと上棟式を待たずに自害したそうです。おかめ節分という行事も残されています。
千本釈迦堂阿亀桜



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