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京都の旅
京都市上京区
旧京都中央電話局西陣分局
きゅうきょうとちゅうおうでんわきょくにしじんぶんきょく
京都府京都市上京区油小路通中立売下る甲斐守町97
旧京都中央電話局西陣分局舎は現在NTT西日本西陣ビルとなっていて、油小路通と中立売通との交差点西南角にあります。このビルは京都市内で3番目の電話分局となり、大正9年(1920)に起工され、翌年の大正10年(1921)に完成し、京都中央電話局西陣分局として開局しました。
旧京都中央電話局西陣分局舎(国重文)
旧京都中央電話局西陣分局舎は鉄筋コンクリート造3階建て、一部木造部も含めて建築面積は1178平方mです。設計は逓信省技師・岩元禄で、外観の意匠は極めて独創的です。明治期の洋式建築から脱し、設計者の個性によってデザインされた建築として評価されています。
旧京都西陣分局舎
正面1階に半楕円形断面の柱3本を立て、各頂部にヴィーナスのトルソーを載せています。最上部にライオンの彫刻が顔を出し、2階弓形出窓の周囲や東面2階庇下には踊り子のレリーフ・パネルが飾られています。平成18年(2006)に国の重要文化財に指定されました。
旧京都西陣分局舎
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