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京都の旅
京都市左京区
後一条天皇陵
ごいちじょうてんのうりょう
京都府京都市左京区吉田神楽岡町
銀閣寺にほど近い吉田山公園の南に後一条天皇陵があります。ここには後一条天皇とその皇女であり後冷泉天皇皇后の章子内親王の陵が二基並んで築かれています。菩提樹院陵(ぼだいじゅいんのみささぎ)とも呼ばれています。
一条天皇の中宮で、藤原道長の娘・彰子の生んだ敦成(あつひら)が後一条天皇です。三条天皇の退位で、わずか8才で即位しました。祖父の道長が摂政を務め、続いてその子頼道が摂政、後に関白となり、藤原氏繁栄の中、在位しました。
後一条天皇は長元9年(1036)、29歳で病のため崩御されました。遺骨は浄土寺に安置され、火葬所の跡に母彰子は伽藍を建て、天皇の供養を行い、これを菩提樹院と号しました。その後、遺骨は菩提樹院へ移されましたが、荒廃したため、明治の中頃、現在の陵に移されました。
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