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京都の旅と歴史
京都の旅    京都市左京区

平安神宮
へいあんじんぐう
京都府京都市左京区岡崎西天王町97
Tel 075-761-0221


 明治28年(1895)に平安遷都1100年記念祭が開催されました。ここで平安京大内裏の正庁である朝堂院(ちょうどういん)が実際の8分の5の規模で再現されました。建築中に背後に桓武天皇を祀る本殿を建立、記念殿を神社とすることが決定し、平安神宮が誕生しました。
 その時に造られたのは大極殿、應天門、蒼龍楼、歩廊、龍尾壇などです。設計監督は築地本願寺を手がけた伊東忠太と木子清敬、工事は清水組が請け負いました。その後、昭和15年(1940)に孝明天皇を合祀することになり、本殿、祝詞殿、内拝殿、翼舎、神楽殿、社務所などが増改築されました。
 桓武天皇は陰陽道にもとづいた四神相応の信仰を重んじたそうです。北は玄武、東は蒼龍、西は白虎、南は朱雀の四神に守られています。平安神宮は京都全市の総社であり、市の祖神として崇敬されています。
 境内は約7万平方mに及び、京都一の大鳥居は高さが24.2mあり、国の登録有形文化財に登録されています。大極殿、蒼龍楼、白虎楼、應天門などは国の重要文化財に指定され、社殿を囲む約3万平方mの神苑は国の名勝に指定されています。
 社殿の柱はあざやかな朱に塗られ、宮廷風の雅やかさを感じさせます。毎年6月1日、2日は薪能が行われ、10月22日には時代祭が開催されます。勤王鼓笛隊を先頭に2千名もの大行列が、御所から平安神宮まで練り歩きます。



平安神宮大極殿(国重文)
 平安神宮の大極殿は應天門の真北、本殿の南側にあります。創建された明治28年(1895)に平安京の大内裏朝堂院の正殿大極殿を模して建てられました。木造、単層、寝殿造り、入母屋造り、碧(みどり)瓦本瓦葺きで、建築面積は403.96平方mです。棟の両端には金色の鴟尾(しび)を置いています。
平安神宮大極殿
 大極殿は間口33.3m、奥行12m、高さ16.7mという大きな建物です。これでも実際の8分の5の大きさだということです。前庭左右に「左近の桜」「右近の橘」が配置され、さらには龍尾檀(りゅうびだん)という勾欄が設けられ上下に仕切られています。大極殿は平成22年( 2010)に国の重要文化財に指定されました。
平安神宮大極殿

右近の橘
 平安時代以降、紫宸殿の南階下の西方に植えられた橘のことを「右近の橘」といい「左近の桜」と併称されています。儀式の時、右近衛府の官人がその側に列したことから名付けられました。橘は当時は菓子として珍重されたようです。平安遷都以前、その場所に住んでいた橘大夫という人の家にあったものともいわれています。
右近の橘

左近の桜
 平安時代より、紫宸殿の南階下の東方に植えられ、儀式の時、左近衛府の官人がその側に詰めたことから「左近の桜」と名付けられました。桜はもとは梅の木で、延暦13年(794)の平安遷都のとき植えられました。天徳4年(960)の火事の時に焼失し、内裏再建の時に、梅に代えて重明親王の家の桜を植えたといわれています。
左近の桜

平安神宮東歩廊(国重文)
 平安神宮の東歩廊は大極殿と蒼龍楼に接続している歩廊で、明治28年(1895)に造られています。 木造、切妻造り、碧(みどり)瓦本瓦葺きで、建築面積201.76平方mあります。天井からは灯籠がぶら下げられています。平成22年(2010)に国の重要文化財に指定されました。
平安神宮東歩廊

平安神宮西歩廊(国重文)
 平安神宮の西歩廊は大極殿と白虎楼に接続している歩廊で明治28年(1895)に造られています。 東歩廊と同じく、木造、切妻造り、碧(みどり)瓦本瓦葺きで、建築面積201.76平方mあります。平成22年(2010)に国の重要文化財に指定されました。
平安神宮西歩廊

平安神宮蒼龍楼(国重文)
  平安神宮の蒼龍楼(そうりゅうろう)は白虎楼とともに平安の朝堂院の様式を模したもので、明治28年(1895)の創建時の建物です。本来は玄武、朱雀をあわせて京都の東西南北4方を守護します。木造2階建て、碧(みどり)瓦本瓦葺きで、屋根は四方流れ、二重五練の入母屋造り、下層に4つの小楼が付いています。建築面積は96.98平方mです。平成22年(2010)に国の重要文化財に指定されました。
平安神宮蒼龍楼

平安神宮白虎楼(国重文)
 平安神宮の白虎楼(びゃっころう)は蒼龍楼とともに平安の朝堂院の様式を模したもので、明治28年(1895)の創建時の建物です。蒼龍楼と同様、木造2階建て、碧瓦本瓦葺きで、屋根は四方流れ、二重五練の入母屋造り、下層に4つの小楼が付いています。建築面積は96.98平方mです。平成22年(2010)に国の重要文化財に指定されました。
平安神宮白虎楼

平安神宮應天門(国重文)
 平安神宮の應天門(おうてんもん)は明治28年(1895)の創建時の建物です。木造、入母屋造り、碧瓦本瓦葺きの2階二重の楼門です。建築面積は132.20平方mあります。門の上方には「弘法も筆のあやまり」のもとになった「應天門」と書かれた額が掛けられています。平成22年(2010)に国の重要文化財に指定されました。
平安神宮應天門





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