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京都の旅と歴史
京都の旅    京都市左京区

法然院
ほうねんいん
京都府京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30
Tel 075-771-2420


 善気山万無(ぜんきさんばんぶ)教寺と号し、浄土宗捨世派の本山です。建永元年(1206)に法然上人が弟子の住蓮、安楽とともに六時礼賛(ろくじらいさん)をつとめたと伝えられる旧跡です。
 寛永年間(1624-1644)、ほとんど廃絶状態になっていました。そこを延宝8年(1680)、万無心阿(まんむしんあ)が弟子の忍徴(にんちょう)とともに上人を偲び念仏道場として再興したのでした。
 貞享4年(1687)、宮中から内親王の御座所を下賜されて方丈としました。その襖絵は金地著色の桐二竹図・若松図など重要文化財に指定されたものです。
 本堂内部は通常非公開ですが、正面から恵心作の本尊阿弥陀如来や散華が拝観できます。境内には谷崎潤一郎ら著名人の墓もあります。
 古都特有の厳かな雰囲気が程良い緊張を感じさせる法然院は善気山の清々しい山気に満ち、粛然とした気配がいまも漂っています。
 ヒノキと杉木立の参道をのぼると三門にかわる茅葺(かやぶ)きの数寄屋風の門があります。門をくぐると白沙織段(はくしゃだん)があります。
 両側に砂盛りがあり、白砂に文様が描かれています。池に架かる橋を渡ると方丈の玄関に出ます。本堂には恵心僧都がつくられた阿弥陀如来座像と法然上人が作られた木造を安置しています。
 須弥壇の前には散花(さんげ)と称して四季の花を散らし荘厳美を増しています。経蔵は元文元年(1736)の建造で忍徴(にんちょう)が門弟達と校訂した大蔵経を納めています。阿弥陀の徳を讃える六時礼賛(ろくじらいさん)が今日も続いています。



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