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京都の旅と歴史
京都の旅    京都市左京区

旧武徳殿(京都市武道センター)
ぶとくでん(きょうとしぶどうせんたー)
京都府京都市左京区聖護院円頓美町46−2


 平安神宮の西北に京都市武道センターがあります。その中に旧武徳殿が建てられています。桓武天皇が武技を奨励し、御所の西北に武徳殿を造った故事にならい、平安遷都1100年記念事業の一環として、平安神宮造営と同じく武徳殿を建設しようと大日本武徳会が中心になり働きかけました。
 そして明治32年(1899)、全国から有志の浄財を集め、平安宮の大極殿を模した武徳殿を完成させました。その後、武術教員養成所が開設され、武道専門学校が併設されると、数多くの武道家や教育者を輩出し、日本武道の中核を担いました。
 「東の講道館、西の武徳殿」と評される日本の武道の中心的存在となっていましたが、昭和21年(1946)、敗戦により進駐軍に接収され、武道禁止と大日本武徳会の解散が命じられました。その後、京都市警察学校、京都市立芸術大学を経て、京都市武道センターの施設となっています。


旧武徳殿(国重文)
 旧武徳殿は明治32年(1899)、京都ハリストス正教会聖堂(京都市指定文化財)や京都府庁舎旧本館(国重文)などを手がけた松室重光らによって建立されました。大正2年(1913)には玉座と車寄が亀岡末吉によって増改築されています。
旧武徳殿
 木造、単層、裳階(もこし)付きの切妻造り、桟瓦葺きで、車寄が付けられています。建築面積は1051.57平方mもあります。伝統的和風建築をベースにしながらも明治以後の洋風建築の影響を受けた「近代和風建築」です。平成8年(1996)に「旧武徳殿」の名称で国の重要文化財に指定されました。
旧武徳殿



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