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京都の旅
京都市左京区
野村碧雲荘
のむらへきうんそう
京都府京都市左京区南禅寺下河原町37−2
碧雲荘は野村證券・大和銀行などの財閥を築きあげた野村徳七(号得庵(とくあん))が、大正時代から昭和時代にかけて築造した北村捨次郎らの設計による数寄屋造りの別邸です。南隣には得庵が収集した名品を所蔵する野村美術館があります。
碧雲荘の庭園も近代日本庭園の先駆者で無鄰菴なども手がけた小川治兵衛とその長男、保太郎の作庭で、琵琶湖からの疎水を引き、東西に長い池を配し、「蘆葉」と呼ばれる舟茶室を浮べ、茶室や書院を配した凝った造りにしています。
大玄関及び能舞台、大書院、中書院、洋室及び書斎、廊下蔵、旧館、台所蔵、西門及び事務所、大黒堂、不老門、龍頭軒、花泛亭、待月軒、巽蔵、東門など17棟の建物と土地が国の重要文化財に指定されていますが、一般公開はしていません。
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