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京都の旅と歴史
京都の旅    京都市左京区

由岐神社
ゆきじんじゃ
京都府京都市左京区鞍馬本町1073
Tel 075-741-1670


 鞍馬寺の中に由岐神社があります。鞍馬寺の鎮守社でしたが、現在は鞍馬の町の産土神です。大己貴命と少彦名命を主祭神として「由岐(靫)(ゆき)大明神」と称し、京都御所の中に祀られていました。「由岐」は、武具である「靫」を天皇の病や国難の時に神前に献じて、平穏を祈ったことから名付けられています。
 天慶元年(938)に都の大地震、天慶2年の平将門の乱勃発で世情不安が広がりました。朱雀天皇の詔により、由岐大明神は天慶3年(940)御所の北方鎮護のため鞍馬に遷宮されました。そのときに鞍馬の里人が京の鴨川に生えていた葦で松明を造り神霊を迎えました。
 これが例祭の鞍馬の火祭の始まりです。広隆寺の「牛祭」、今宮神宮の「やすらい祭」とともに京都3大奇祭の一つで、京都市登録無形民俗文化財です。本殿と拝殿は慶長12年(1607)に豊臣秀頼によって再建されています。拝殿は国指定重要文化財です。慶長期の石灯籠も残されています。


由岐神社拝殿(国重文)
 由岐神社の拝殿は建物中央に石段が通る珍しい建物の構造で、荷拝殿(にないはいでん)、又は割拝殿(わりはいでん)という造り方です。「御香宮(ごこうのみや)神社拝殿」や「許波多(こはた)神社拝殿」などもこの方式です。
由岐神社の拝殿
 拝殿は間口6間、奥行2間、単層、入母屋造り、中央通路唐破風造り、檜皮葺きの建物で、慶長12年(1607)に豊臣秀頼によって再建されています。拝殿は明治40年(1907)に国の重要文化財に指定されています。
由岐神社の拝殿

由岐神社本殿
 由岐神社の本殿は貴重な桃山建築で、拝殿と同時期の慶長12年(1607)に豊臣秀頼によって再建されています。御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)を祭神として祀り、相殿には八所大明神が祀られています。
由岐神社本殿

由岐神社狛犬
 由岐神社の狛犬は、国の重要文化財に指定され、現在は京都国立博物館に寄託されています。昭和41年(1966)に、狛犬の原型を拡大し入魂したものが造られ、ここに再現されています。
由岐神社狛犬

由岐神社大杉
 由岐神社本殿前の石段脇に神木の大杉がそそり立っています。樹齢は600年近いといわれ、京都市の天然記念物に指定されています。幹周は6.42m、高さは49mあるそうです。他に杉が2本、カゴノキ1本が京都市の天然記念物に指定され、大杉社という小さな祠が護っています。
由岐神社大杉



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