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京都の旅と歴史
京都の旅    京都市右京区

愛宕念仏寺
おたぎねんぶつじ
京都府京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2−5
Tel 075-865-1231


 愛宕念仏寺は東山の六波羅付近にあった天台宗のお寺で、大正11年(1922)に奥嵯峨のこの地に移築されました。愛宕寺(おたぎでら)として称徳天皇(764-770)の開基で開かれたようです。平安初期に鴨川の洪水で堂宇が流失、天台の僧・千観内供(せんかんないく)が再興し、等覚山愛宕院と号し、比叡山の末寺となったようです。
 千観内供は伝燈大法師と呼ばれ、念仏を唱えて布教したところから愛宕念仏寺と改められています。七堂伽藍となり、勅願寺としての体裁を整えましたが、興廃を繰り返し、最後は本堂、地蔵堂、仁王門だけになりました。大正11年(1922)に現在地での復興を目指しました。
 昭和30年(1955)、天台宗本山から西村公朝が入寺し、仏師として全国を飛び回る傍ら、本堂、地蔵堂、仁王門などを整備し荒廃していた寺を復興させていきました。1200体の石造の羅漢は「昭和の羅漢彫り」と呼ばれる一般参拝者が自ら彫って奉納した石像です。鎌倉時代後期再建の本堂は国の重要文化財に指定されています。

愛宕念仏寺本堂(国重文)
 本堂は間口5間、奥行5間、単層、入母屋造り、本瓦葺きで、鎌倉時代後期の文保2年(1318)に再建され、大正11年(1922)にここに移築された建物です。内部の天井は繊細な小組格天井で、さらに本尊の位置を二重おりあげ格天井にしています。明治30年(1897)に国の重要文化財に指定されています。
愛宕念仏寺本堂



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